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Channel: 着物でオペラ in ロンドン
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アンドレアス・ショル@Aldeburgh Festivalの思い違い

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<23rd June Tue>

2週間休暇の最中。曜日の感覚が無くなったのは不思議な感覚。いつもそうであろう主夫トーチャン、ムスメからの父の日カード(→こちら )に刺激されたか、今日初めて食パン焼いてくれました。思った程膨らまなかったみたいだけど、充分柔らかくて凄く美味しかった。科学実験の乗りで他のパンにも挑戦してくれるといいが・・。 

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ジーンズ やけにカジュアルなアンドレアス・ショル(カウンターテナー)、どんなイベントだったの?







車

6月16日、ピッカピカの快晴の火曜日、車でサフォーク州にドライブ。いつもは助手席で居眠りする私が、「わあー、緑と赤いポピー、青空と可愛いヴィレッジがきれい~~っ」、と窓の外を見てるうちにオルデバラAldeburghの海岸に着きました。

奇しくも去年の同じ日にここに来たんですが、その時はまるでBブリテンの暗いオペラ「ピーター・グライ、ウス」そのものの灰色の荒涼たる海岸で寒くて震えてました(→こちら )。


晴れだけど、今日は丸っきり違う雰囲気で、なんて気持ち良いのビックリマーク


お日様サンサン。カモメが目の前をゆくり静止するがのごとく行き交って、それが青い空に映えて、最高のビーチ日和(北海に面してて寒いので泳げませんが)。 若い時は嫌なことがあると浜辺に座って海を眺めて気晴らしした海辺育ちの私には、波打ち際には特別の思いがあるのよね波











しかし、海を見るために2時間以上も掛けてこんな所まで来たわけではなく、イギリスでは有名なオルデバラ・フェスティバルのイベントが目的だったんです。


去年Bブリテンのオペラを観た元醸造所スネイプ・モルティングズSnape Maltingsにもちょっと寄ってみました。去年は気付きませんでしたが、フラットもあって住めるんですって。








今日のイベント会場はオルデバラ・チャーチなので、再びベンジャミン・ブリテンと公私共にパートナーだったテノールのピーター・ピアースのお墓参り。

残念ながらブリテンが住んでたRed Houseには入れませんでしたが、ここまでは楽しい行楽だったんですアップ


ダウンだけど、やだーっあせる 肝心のイベント場に着いたら、びっくり&がっくり叫び


長年のファンであるカウンターテナーの大御所、アンドレアス・ショルがオルデバラ・フェスティバルでマスタークラスをやってくれるのを発見して狂喜した私、5回あるうち最後のこの日を、他の日より値段は高いけど(10ポンド)、マスタークラスとリサイタルということで選んだのですが、


なんと、最初の4日間がスネイプでのマスタークラスで、この日はマスタークラスの生徒たちのリサイタルだったんですしょぼん。 早合点した私が悪いんだけどガーン(説明なかったし・・むかっ)、こんな遠くまでわざわざ来たのに、なんてこった・・・ガックリ 




えらく早くから教会の外で列作ってた年寄りたちに先を越されたものの、幸い最前列に座ることができ、ショル兄も登場して熱く語ってくれたのは嬉しかったですが、なによりも悲しかったのは、折角のマスタークラスを聞き逃したこと。 気付いた時にはまだ切符が残ってるマスタークラスもあったのに・・・むっ




で、色んな音域の12人の若い歌手たちが一曲づつ歌ったコンサートはどうだったかと言うと、声の素質はあるのに歌い方が雑な人が多くて、勿体ない印象でした。 これって、ショル先生は教え方が下手ってことよね?


でも、それでもいいから彼がどんな風に指導するのか聞きたかったわあぁぁぁぁ!!


一番上手だったのがアメリカン人カウンターテナーのダグラス・ドブソンで、ふくよかな裏声は私好み。 歌ったのはショル兄のオハコであるロデリンダ(ヘンデル)のDove sei, amato beneだから、これはショル先生も上手に教えられたのかな?


というわけで、悲喜こもごもな一日でした。




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