9月に入る前からすっかり秋の気配のロンドン
夏の間はオペラやコンサートにほとんど行かないのでヒマだった私も音楽シーズン開始を目の前にして武者震いが始まってますが、暗い劇場の中の活動で又忙しくなる前に、夏の日にお日様浴びながらちょい遠出した時の写真をアップして、夏にお別れしましょう。
8月日の日曜日、トーチャンと二人で地下鉄メトロポリトン終点駅のチェシャムCheshamという町に行ってみました。
出勤にはメトロポリタンラインを使う私にとってはチェシャム駅は長年のお馴染みですが、一度も行ったことがないので、一体どんな所かなとずっと思ってたところ、今年トーチャンも60歳になって、二人で60プラスというロンドン住民だけがもらえる無料オイスターカードを使えるようになったので、限界のゾーン9まで行ってみましょう。
「えっ! underground(通称tube)ってゾーン9まであるの」、と毎日乗ってる人でも驚くでしょうが、ここはもうロンドン郊外というよりは、バッキンガムシャーのチルターン・ヒルズですから、ちょっとしたカントリー・サイド。 でも、メトロポリタンラインはロンドン内では止まる駅が少ないので、遠い割りには1時間ちょっとで行けます。
メトロポリタンラインは数少ない冷房付きの、新しくてゆったりした車両なので乗り心地は地下鉄路線の中でもベスト。窓外の緑を眺めながら、すっかり行楽気分。
人口2万くらいの町ですが、オンラインで町歩きガイドもあったので、それに従って歩いてみました。
特になにかあるわけではないので観光客は来ないでしょうが、古い建物もたくさん残ってて、今でも人が住んでる可愛い家が結構あってなかなか楽しかったです。
ひとつ不思議だったのは、入り口のドアの高さがやけに低い古い家がたくさんあったことで、そんなことに気付いたのはこの町が初めてです なんでだろ?
壁に石を嵌め込むのがこの地域の特徴のようですが、↓こんなかつての貧民長屋まで保存して今でも活用してて、古い建物を大事にする町なんですね。イギリスには多いですが。
典型的な町の教会ですが、中に入ろうとしたら、妙な時間にちょうどミサが始まるところで、「さあさあ、どうぞどうぞ」、と熱心に招き入れられそうだったけど、英国国教会らしくほとんど参列者がいなかったので、そんな所で捕まったら大変だから(トーチャンは教会嫌いだし)、見学は諦めて退散
これからもヒマがあれば、用がなくても地下鉄の最終駅巡りでもしてみようかしら? チェシャムほど田舎の雰囲気を味わえる所はなさそうですが。
しかし、私たちは無賃乗車できるからいいけど、こんな所まで地下鉄代払ってまで行く価値はないでしょう。
因みに、ロンドン中心からチェシャムまでの年間定期券は3,336ポンド(約60万円)ですが、悪評高い料金一覧は→こちら をご覧下さい。日本と違って、イギリスでは会社が定期券代なんて出してくれませんが、これくらい払って通勤してる人はたくさんいます。
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