<9th Nov Mon>
カウンターテナー好きの私にとって、今月はワクワクのオペラやコンサートがいくつかあってニンマリしてます
まず、明日(10日)はバービカンでヘンデルのタメルラーノ。やっと生で聴けるザビエル・サバタが楽しみだし、マックス・エマニュエル・チェンチッチも出ます。おまけに、ユリアちゃんも!(9月に日本でもファンが増えたに違いないユリア・ネジネバ)。
13日は、ウィグモア・ホールのフランコ・ファッジョーリは泣く泣く諦めたけど、代わりにマッチョなボディではCTナンバーワンであろうクリストファー・エインズリーが主演のグラインドボーンのどさ回り公演「サウル」でミルトン・キーンズまで遠出(ラグビーW杯で日本チームもプレーしましたよね)。
そして、19日は、この切符争奪戦に勝ち抜くためにウィグモア・ホールのサポート・フレンズ継続したアンドレアス・ショルとイエスティン・ディヴィースのジョイント・コンサート。
以上3件は、長い間楽しみにしてたわけですが、先週、思いがけず、もう一人、素敵なCTを発見。CTが歌うのはバロックか現代ものしかないのですが、これは後者で、ガキンチョに混じって観た「不思議の国のアリス」。
11月6日にROHの地下小劇場リンバリー・スタジオで立見したAlice's Adventures in Wonderlandは、2年前にホランドパークの公園(いつもの半野外テントではなく)でやって好評だったという子供向きオペラ。
そもそも、子供にオペラを聞かせるのは残酷な場合が多いですが(可哀相に魔笛とかに連れられて)、このアリスは1時間10分と短いし、きれいなセットとお馴染みの衣装でなんとかもたせたものの、現代モノですからわかりやすいアリアとか全くないので、やっぱり小さい子には退屈でしょう(舞台横から見下ろす立見席の私には観客の顔がよく見えました)。
Music Will Todd
チェシャー・キャットがカウンターテナーだったのは嬉しかったですが、考えてみれば、夏にメイン劇場でやったピーター・パン(→こちら )もそうですが、カウンターテナーの声は子供にとっては自分と同じという親近感があるでしょうから、採用されて当然ですね。
マジッド・エルーブシュラMagid El-Bushraって妙な名前のCT君は、クラシック音楽界には珍しいスーダン人ですが、オックスフォード大学、Royal College of Musicで学んだということですから、英国CTとして勘定に入れましょう。
そうだわ、CTと言えば、実はこの秋にもう一人、英国人CTが出たコンサートに行って、超美形の彼の写真をいっぱい撮ったんです。時間がなくてまだアップできませんが、近いうちにお見せしますね!
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