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Channel: 着物でオペラ in ロンドン
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ヴェネラ・ギマルディエヴァ(ROHの椿姫)のリサイタル @Kings Place

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<28th Jan Thus>

昨日はエール・フランスがストライキしてキャンセル続出というニュースが叫び  ゲッ、そうだった、フランスはストばっかりしてるんだった・・。来週月曜の私たちのフライトもエール・フランスなんですけど・・ガーン。18日に戻ってくるのが遅れると、ROHのフレンズ予約に間に合わないよ~ショック!  18日はロンドンの地下鉄がストかもしれないし、ったく、もう、どいつもこいつも、自分のことばっかり考えやがってパンチ!

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1月25日、Kings PlaceのHall Twoでヴェネラ・ギマルディエヴァのリサイタルがありました。


先週、ROHの椿姫(→こちら )で私がいたく感動した若いロシア人ソプラノですが、200席ほどの小ホールはほぼ満席。私が行った日の代役アルフレードのサミュエル・サッカー君も聴きにきてました。


観客のほとんどは椿姫ですでに聴いてる人なんでしょう、私とトーチャン同様、期待に満ちた熱い雰囲気でした。

Venera Gimaldieva soprano

Roger Vignoles piano

Tchaikovsky You don’t like me (Я вам не нравлюсь), Op. 63 No. 3
Tell me, what in the shade of the branches? (Скажи, о чем в тени ветвей), Op. 57 No. 1
Lullaby (Колыбельная), Op. 16 No. 1
Vlasov To the fountain of Bakhchisarai Palace (Фонтану Бахчисарайского дворца)
Rachmaninov How peaceful (Здесь хорошо), Op. 21 No. 7
A passing breeze (Ветер перелетный), Op. 34 No. 4
Daisies (Маргаритки), Op. 38 No. 3
The Pied Piper (Крысолов), Op. 38 No. 4
Sing not to me, beautiful maiden (Не пой, красавица, при мне), Op. 4 No. 4
Vasilenko You fly my dream (Ты лети мой сон)
<interval & interview>

Liszt Oh! quand je dors, S282
Chausson Le colibri, Op. 2 No. 7
Debussy Pierrot (1882)
Fauré Après un rêve, Op. 7 No. 1
Notre amour , Op. 23 No. 2
Delibes Les filles de Cadix
Nin El vito (No. 18) from Cantos populares españoles (1923)


前半はロシア語、後半はフランス語のプログラムで、途中にインタビューもあり、少々たどたどしい英語で、「カザン出身で父は軍人、母は数学教師だったけど離婚。今はボリショイ・オペラに属しているの。将来はドラマチック・ソプラノになってトスカやマダム・バタフライを歌いたいけど、当面の目標はマノン」、だそうです。司会者が、「うーん、しばらくは軽いコロラチューラやってた方がいいのでは?」、とコメントしてましたが、私も同感。


超高音がもっとスコーンと抜けるようになればもっと良くなって大スターにもなれるでしょうが、このままでも芯があって細すぎず、心地良い美声は素晴らしくて将来有望。ヴィオレッタを一度しか聴けなかったのは残念だけど、彼女のFBでこのコンサートを見つけたのはラッキーでした。自由席だったので早くから並んで最前列に座れたし。




前半はこの赤いドレスで、髪もクラシックな雰囲気にアップしてましたが、まさかこんな小さなホールで途中で着替えてくれるとは思わなかったので写真撮らなかったのが残念。


ビーズの赤いドレスは素敵でしたが、もしかしたら、「あら、後ろのカーテンと同じ色ってのはまずいから、着替えようっと」、と思ったのかもしれません。


後半のベージュのドレスはゴージャスな素材ではなかったけど、若い美人はなにを着ても魅力的だし、動くと布地が揺れて素敵でした。


以下の写真はクリックで拡大します。







     

    



数年前にオープンしたこのKings Placeはオフィス、コンサート・ホール、レストラン等の複合ビルの中にあり、ロビーやカフェが広々としてなかなか良い雰囲気です(→こちら )。滅多に大したアーチストは出ないので定期的にチェックしてませんが。


キングス・クロス駅のすぐ近くですが、一昔前はあやしげなオネエサンたちが客引きしてたヤバイ地域だったのに、再開発されて安全になりました。


この後、キングス・クロス駅の中に出来た新しい観光名所に寄りましたが、それは明日アップしますね。








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