<24th Apr Sun>
昨日の誕生日はFB等でたくさんメッセージも頂いたし、コンサートにも行けて楽しい一日でした。そのことを書く前にまず先週のコンサートをひとつ片付けましょう。
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4月21日、女王陛下の90歳の誕生日の夜はKing's PlaceのHall Twoのコンサートに行ってました。
細身のトーマス・グールドは8年前に初めて鈴木雅明さんのコンサート(→こちら )で発見して以来ずっと気になってた若いイギリス人ヴァイオリニスト。オーロラ・オーケストラやブリテン・シンフォニアのコンマスとしてお馴染みなのですが、いつかソロで弾くのをしっかり聴いてみたいと思ってたんです。
時々ソロでやってるのですが都合がつかなかったり、「このプログラムじゃ無理に行かなくてもいいか・・」と何度も見送りましたが、やっと「これだっ」、と思えるコンサートがありました。
バッハをジャズ風に崩すって面白そうでしょ?
私はかねがねバッハはジャズだと思っていて、大昔にすでにスウィングル・シンガーズの「ジャズ・セバスチャン・バッハ」とか大好きだったし、このコンサートには興味津々。
Thomas Gould & Gwilym Simcock: Baroque Encounters
JS Bach Sonata for violin and keyboard No. 1 in B minor, BWV 1014
JS Bach Sonata for violin and keyboard No. 4 in C minor, BWV 1017
JS Bach, arr. Simcock Wachet Auf, ruft uns die Stimme, BWV 645
JS Bach, arr. Simcock Jesus bleibet meine Freude, BWV 147
Thomas Gould violin
Gwilym Simcock piano
オケの一部として弾いてても(私はかぶりつきで聴くことが多いので彼の音がわかるんです)只者ではないとわかるトーマスの技術はソロでも思った通り立派で、普通に弾いた正統派バッハも、どこまでが即興かわからないけどジャズ風バッハも見事でした
ピアノのお兄さんは聴いたこともない名前ですが、この人がまた良かったのはめっけもの。クラシックもジャズも自由自在に乗れるリズム感だけでも凄いですが、音色もきれいで洒落てました
この二人はよく一緒に演奏するそうですので、又行ってみたいものです。
トーマスに花束を渡した日本人女性は顔見知りだったので終演後にトーマスに紹介してくれました。ファンから始って親しい友人になったとのこと。
トーマスに、「ちょっと前にイエスティン君と一緒にバービカンで貴方に話しかけたことあるよ」、と言ったら、「覚えてるよ。 カーテンコールでイエスティンの写真をたくさん撮ってたね」、ですって。
そう、去年12月のメサイヤで、ロビーでばったりイエスティン君に出っくわしたらちょうどトーマスも偶然そこにいたので、イエスティン君はそっちのけにして「きゃーっ、トーマス・グールドさん!、長い間のファンなんです」、と言った私。 メサイヤの時にも彼の写真も狙ってブログにも載せてますよん((→こちら )。
可愛いガールフレンドにも紹介してもらったら、すぐには気付かなかったのですが、なんとソプラノのMary Bevanじゃないですか
お姉さんのソフィーほど有名じゃないけど、ラウンドハウスのオルフェオではエウリディーチェだったし、イギリスではそこそこ活躍してる小柄で可愛いメアリー。
そんな彼女がトーマスとカップルだったなんて嬉しいです。 まだ一年くらいのようですが、両家とも音楽一家でお似合いだし、イギリス音楽界の素敵な音楽カップルだわ
でも、顔見知りの彼女からトーマスの人となりを聴いたら、なぜ彼が実力があるのにソロとしてもっと活躍してないかがわかったような気もして・・。
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