<16th Jun Thus>
今日の初アスコット競馬は興味深い経験でした。生まれて始めて馬券も買ったし。
こうしてネタは溜まる一方なのに書いてるヒマがないのが歯がゆくて、こないだ「日本に遊びに行ったりクラウス君の追っ掛けするためのお小遣い稼ぎにもう暫く働くことにしよう」と思ったばかりだけど、うーん・・・、って迷ってるヒマがあったら、とりあえず一つづつ片付けていきましょう。
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6月14日はウィグモア・ホールで熟女ソプラノ、マリエラ・デヴィアのリサイタルがありました。
日本にはよく行くのにロンドンには全く来てくれないデヴィア嬢、待ってるうちに68歳になってしまいまい、今もまだそこそこのオペラハウスで頑張っているとは言っても全盛期と比べれば衰えているだろうから、なにを期待していいのかわかりませんでしたが、まあ生で姿が見られるだけでもいいかな、と。
そういう客が多かったのでしょう、登場しただけで熱い拍手が起こると言うウィグモアでは珍しい現象が。 年齢よりも更にお婆ちゃんに見えてショックでしたが・・。
Mariella Devia soprano
Giulio Zappa piano
Maurice Ravel (1875-1937) Cinq Mélodies populaires grecques
Franz Liszt (1811-1886) Oh! quand je dors S282/Tre sonetti di Petrarca S270/1
Jules Massenet (1842-1912) Manon -Adieu, notre petite table
Charles Gounod (1818-1893) Roméo et JulietteーJe veux vivre
Interval
Giuseppe Verdi (1813-1901)Perduta ho la pace/Deh, pietoso, oh Addolorata/Giovanna d'Arco/Ah, ben s'addice... Sempre all'alba
Vincenzo Bellini (1801-1835) Il fervido desiderio/Almen se non poss'io/Ma rendi pur content/Per pietà, bell'idol mio/
Norma-Casta diva (これはカット)
最初はフランス語の歌曲でしたが、あら随分ハスキーな声になっちゃったのね、低音はかすれてるし・・。
でも、マスネのロメオとジュリエットになったら急にオペラ歌唱になって声もクリアになり凄い迫力で大拍手となり、彼女も嬉しそう。 よーし、これなら最後のカスタ・ディヴァも期待できそうだ
と、楽しみになったのですが、途中のローゼンブラット氏のアナウンスによればやっぱり調子が悪かったみたいで、後半はどんどん悪化し、結局ノルマは歌ってくれませんでした。もちろんアンコールもなし。
こんなことになって一番がっかりしたのはデヴィア嬢でしょうから見るからに気の毒でしたが、来てくれただけでもありがたいわけですから観客からは惜しみなく暖かい拍手が送られました。
というわけで、一体今の彼女の実力がどれほどなのかこれでは全くわかりませんが、ローゼンブラットさん、彼女を引っ張ってきてくれてありがとうございました。
折角グリーンルームで一緒に写真撮ったのに、カメラの設定を間違えてしまいました
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