今回のお一人様日本旅行で2回あった週末はどちらも温泉旅行でした。
浜名湖舘山寺の修学旅行のような5人の女子同窓会もわいわいと楽しかったですが(→こちら )、6月4日と5日は若い美人のT子さんと伊豆でしっとり、夢のような時を過ごしました。
能舞台のある修善寺の老舗旅館あさば(→こちら )は5百年以上も続く有名な高級旅館ですが、古いのは門構えと能舞台だけで、旅館自体は新しくシンプルでゆったりとした空間でした。 高級な割には若いカップルも何組かいて客層はごく普通の感じだったのは意外でしたが、パブリックスペースはゆったりしてるしお風呂も混んでないので基本的には自分たちだけでゆったりできたのはなによりの贅沢。
趣のある能舞台では能だけでなく年間で数回色々なイベントが催され、その時は予約がとりにくいでしょうし、自動的に値段も上がってしまうのですが、私たちはラッキーなことに10人くらいの団体さんが雇った和太鼓グループの演奏を無料でご相伴でき、地元の十数名の若い男女の迫力あるパフォーマンスをお部屋から楽しみました。
私たちのお部屋は2階の曙(あけぼの)という一番安い部屋でしたが、部屋から池に浮かぶ能舞台を見下ろす最高の眺めが新緑に映えて清清しかったです。紅葉の季節がおそらくベストなのでしょうが、6月上旬はちょうど近くの河原の「赤蛙公園」で「ほたるの夕べ」が開催中で、初めて見る暗闇に舞う無数の蛍の光の綺麗だったこと。
お風呂は4箇所あり、野天風呂、大浴場、貸切風呂2つ、もちろん全てゆっくり入って日本にいる幸せをかみ締めました。
お部屋で時間を掛けて頂いた鮎を中心としたお食事ももちろん極上で、ちょっとお行儀悪いけど途中で時折立ち上がって、黄昏ていくお庭を窓から眺めるのも風情ありました
こじんまりした修善寺はお寺や神社、竹林などがあり、宿を出てから散策するにはちょうど良い街でした。
私の拙い文章よりもたくさん撮った写真であさばの素晴らしさを感じて下さいませ。小さい写真はクリックで拡大します。