Quantcast
Channel: 着物でオペラ in ロンドン
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3001

大学オープンデーのケンブリッジ観光

$
0
0

<8th July Fri>

テニスよし、アンディはウィンブルドン決勝決定! おまけにフェデラーも敗退。日曜日が楽しみだ。八方塞りのイギリスには明るいニュースが必要だから、勝てよ~ロケット

-------------------------------------------

                                  カメラ写真はクリックで拡大します

 

我が家にお泊りのお二人を7月1日(金)にケンブリッジにご案内しました。


 
何度も行ってるケンブリッジ、卒業式だったり映画撮影だったり偶然イベントに出くわすことも多いのですが、今回は大学のオープンデー


ケンブリッジ入学を目指す賢そうな高校生がたくさん親(お父さんの方が多い)や先生らしき人と一緒にカレッジを見学して、独特の雰囲気でした。いつもは観光客でごったがえしているのですが、今日はオープンデーに来た人しか入れないことになってるのを知っているらしく、ほとんどいませんでした。

   


 

まずはいつものようにトーチャンの出身カレッジであるトリニティ・カレッジへ。 ここは卒業生ということで表から入れてもらえました。


いつもは外から覗くだけのダイニング・ルームが今日はカレッジ案内所になってて、私は初めて入ることができました。 

コーヒーも無料で頂きました。


     



    


トーチャンが二年生の時に住んでたお城のような形の宿舎はチャールズ皇太子も住んでたそうです。


古いばかりではなく、美しいとは言えないし回りとはバランス取れない近代的な茶色の建物は三年生の時にトーチャンが新築で入った宿舎。初めて個室でバス付きだったのでとてもハッピーだったそうですが、25年ぶりくらいに中に入れて嬉しそうでした。


オープンデーと知ってカレッジ・タイを締めたトーチャン、お揃いのネクタイのポーターさんと記念写真。 

-------------------------------------------


    



お隣のセント・ジョンズ・カレッジはどこも美しいくて、やはり初めて入ったダイニングルームの天井は立派だし、イエスティン君が歌ってたチャペルも荘厳。

 

「溜息の橋」も初めて渡りました。


古くて由緒ある建物や橋が今も使われてて、こんな歴史的な所で勉強できるって幸せですね。 観光客が勉強の邪魔にはなるでしょうが・・。

 



     

-------------------------------------------


    

ナイフとフォークランチは、キングス・カレッジ(後で行きます)近くのThe Eagleという古いパブで。


近くにノーベル賞受賞者を多数輩出しているキャベンディシュ研究所もあり、学者さんたちの溜まり場だそうです。

     

 

      

DNA二重らせん構造の発見で有名なワトソンとクリックがいつも座ってた一番人気の14番テーブルに座れたのはランチを事前に予約しておいたからかもしれませんが、その方面の専門家でらっしゃるお二人にとってはラッキーでしたグッド!


     

壁にはワトソンとクリックの写真や論文、記念パネルが貼ってあるのですが、不当な扱いを受けて早死にした女性科学者ロザリンド・フランクリンのこともちゃんと認めてパネルにしてあることがお二人にとっては特に嬉しかったようです。この件についてご興味ある方は→こちら をご覧下さい。

キャベンディッシュ研究所の前でこんなに喜んで下さる方をケンブリッジにご案内して、縁のあるパブでDNAについて話ができてトーチャンも喜んでました。


    

私のような科学音痴でも、このイギリスらしい雰囲気の古いパブの良さは味わえますので、是非どうぞ。

ランチはフィッシュ&チップスやパイ等の典型的なイギリス料理にしてみました。

    
ケーキデザートは、DNAトルテ。 単なる語呂合わせでしょうが、上に「らせんチョコ」が乗っているのがミソ。

    


-------------------------------------------



ランチの後はまたカレッジ巡り。


今日は出身カレッジ以外は表からだと入れてもらえませんが、裏からこっそり入れました。 裏口入学にひひ


やっぱり、キングス・カレッジはお見せしなきゃですもんね、入れてよかったです。

 



 

    
華麗な扇天井のキングス・カレッジのチャペルのオルガンは修復中で、そこを避けるために横にある部屋を通ったのですが、そんな部屋があることは気付かなかったので、これも新発見。

    

-------------------------------------------


     


Great St. Mary'sという教会の狭いらせん階段をフーフー言いながら上ってケンブリッジを見下ろすと街の様子がよくわかります。

    

-------------------------------------------


アート最後はフィッツウィリアム美術館へ。


大英博物館とナショナル・ギャラリーを合わせてうんと小さくしたような所ですが、なかなか充実した品揃えなので、いつかゆっくり見学したいといつも思ってるのですが、又今回もカレッジ巡りで疲れてたのでいい加減に通り過ぎただけ・・。


でも、入学案内のパンフレットももらえたし、一味違ったケンブリッジ見学ができて楽しい一日でした。

お客様も楽しんで頂けたようで、古い建物と緑の芝生とパンティングでにぎわうケム川が美しいケンブリッジは何度来ても印象深い街です。




人気ブログランキングへ

Viewing all articles
Browse latest Browse all 3001

Trending Articles