<31st Aug Wed>
最近Youtubeに張り付いててこないだの3連休も一歩も外に出なかったのを反省し、今日は会社休んでトーチャンと二人でロンドン観光に。数十年ぶりに行ったハイドパークコーナーのApsley Houseはワーテルローの戦いでナポレオンを破ったウェリントン公爵の見応えある邸で、音楽好きの公爵はここにロッシーニも招いたそうですよ。近くのウェリントン・アーチという凱旋門の上に上れるなんて知らなかったし、初心に戻ってロンドン観光するのも楽しいものです。 そう言えば、大昔、ベルギーのワーテルロー記念碑に上ったこともあったっけ。
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今回の7泊8日の旅、音楽祭2つも勿論感激でしたが、もう一つ楽しかったのは陸路での旅で、以下2回車窓の景色を楽しみながらのんびり移動しました。
①8月9日はザルツブルグからバイロイトまでミュンヘンとニュルンベルグで2回乗り換えて約4時間、
②8月10日はバイロイトからアーヘンまではニュルンベルグ、フランクフルト、マインツ、ケルンと4回乗り換えて8時間
全てレイネさんが手配して下さったのですが、イギリスとは比べ物にならない値段の安さにも驚きで、①は一等車指定席付きで40ユーロ足らず、②は二等車指定席付きで30ユーロ足らずでしたよ
これは①のザルツブルグからミュンヘンへの特急列車の一等車で、食堂車ももちろんあるのですが、席までうやうやしく持ってきてくれるんですよ。お値段もリーズナブル。
8月10日の長旅は写真も撮りました。フランクフルト駅で少し乗り換え時間があったので、ちょっと外に出てみたらすぐ金融街が見えます。
フランクフルトからマインツまでの電車が遅れた時は、車掌さんも車内放送も「大丈夫、乗り継ぎ電車はちゃんと待ってるから」、と言ってたのに、嘘つき! やっぱり行っちゃったじゃないのよ。 指定席が無駄に・・。
景色が一番楽しめたのはマインツからケルンに向かう車窓から眺めたライン河。しばらく川沿いに電車が走ってくれるので、次々とロマンチックな古城が現れては消えていきます。 うっとり
42年前の初めてライン河下りが懐かしくて、うっとりと遠い目に
あっ
ローレライの岩が見えてきました。
なじかは知らねど心わびて
昔のつたえはそぞろ身にしむ
さびしく暮れゆくラインのながれ
いりひに山々あかくはゆる
うるわしおとめのいわおに立ちて
こがねの櫛とり髪のみだれを
梳きつつくちずさぶ歌の声の
くすしき魔力(ちから)に魂(たま)もまよう
こぎゆく舟びと歌に憧れ
岩根もみやらず仰げばやがて
浪間に沈むるひとも舟も
くすしき魔歌(まがうた)うたうローレライ
てっぺんには国旗
ローレライ、カーブを曲がるとこんな感じ。
夕方6時過ぎで、徐々にたそがれていくのも風情あり。
最後はアーヘンに到着。レイネさんのご主人が迎えに来て下さったので車で国境越えてオランダに。
それにしても、清潔で快適な車両でのんびりできる鉄道の旅、俄然また行きたくなりました。昔のようにトーマス・クック社の分厚い時刻表で調べなくてもオンラインですぐに経路わかって便利みたいだし。
ところで、陸路と言えば、最後はブリュっセルからロンドンまでユーロスターで戻りましたが、古くなったユーロスターはぼろくてきつくて・・。ま、ちょうど私が乗る日にストライキするとか言ってたけど結局回避してくれただけでもありがたいですが。