音楽仲間の胡蝶蘭さんからお借りしてる着物を初めて着て、9月26日にウィグモア・ホールにご一緒しました。まだ9月だけど、早々と菊柄の帯で。これが今年31回目の着物お出掛けですから、今年はかなりペースが遅くて、最低記録更新かもしれず、秋限定の帯は機会を逃さず締めましょう。
胡蝶蘭さんはシックな色合いの麻の葉柄の紬に白い帯ですっきりと。
何度か二人で着物で行ったことのあるローゼンブラット・リサイタル・シリーズ。
アレック・シュナイダーという若いアメリカ人テノールで、今ROHでやってるセヴィリアの理髪師のロジーナであるダニエル・マック嬢は彼の奥様だそうです。美男美女で歌も上手なラブリーなカップルだわ。 彼女がグリーンルームに来てなかったのは残念でしたが。
Alek Shrader tenor
Roger Vignoles piano
Igor Stravinsky (1882-1971)
The Rake's Progress - Here I Stand
Iain Bell (b.1980)
The Undying Splendour - A lark above the trenches/Comrades/Gallipoli
Virgil Thomson (1896-1989)
Mostly About Love - Love Song/Down at the Docks/Let's take a walk/A Prayer to St. Catherine
Otto Nicolai (1810-1849)
Die lustigen Weiber von Windsor - Horch, die Lerche singt im Hain
Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
Die Entführung aus dem Serail K384 - Ich baue ganz auf deine stärke
George Frideric Handel (1685-1759)
Semele HWV58 - Where'er you walk
Samuel Barber (1910-1981)
Now have I fed and eaten up the rose Op. 45 No. 1/A Green Lowland of Pianos Op. 45 No. 2/
O Boundless, Boundless Evening Op. 45 No. 3
Stephen Collins Foster (1826-1864)
Beautiful Dreamer/I cannot sing tonight/If you've only got a moustache
George Frideric Handel
Partenope HWV27 - Barbaro fato, sì
Gioachino Rossini (1792-1868)
Les soirées musicales - La danza
アンコール-サミュエル・バーバーのSure on this Shining Night
ロンドンは初めてなのかな、緊張してたらしいのと風邪気味だったせいかどうかはわかりませんが、高音が上手く出なくて喉が閉まってしまう感じになったのは残念。
でも、それ以外は芯のあるクリアな美声は私好み。西洋人にしては少々短足気味とは言え、舞台映えのする美男子で、二枚目役にぴったりなのはテノール界にとって貴重な存在です。
色々混じったプログラム、このシリーズだとオペラのアリアをもっと歌ってくれるのに今回はほとんどなくて、あっても彼には合わないのがほとんどだったのは不満ですが、容貌も声も明るいアメリカンボーイの彼が歌う軽いアメリカン歌曲は素晴らしかったです。 いつかフルオペラで聴いてみたいテノール君でした。