今回のサンセバスチャン旅行は飲み食いだけのつもりだったのが、直前に素敵なオペラハウスがあることに気付き、しかも、今では滅多にオペラ上演なんてないのに丁度ドニゼッティをやってる時に出っくわしたのは本当に嬉しいサプライズで、到着した10月6日の夜に早速行ってみました。
ヴィクトリア・ユージニア劇場Teatro Victoria Eugenia( →こちら)は, 1912年にオープンし、客席900。6年の修復工事の後、2007年に再オープンしたそうで、通りでどこもクリーンで美しい筈。
ここでインターバルにドリンクしたら素敵だろうに、ほとんど誰もいませんでした。
バルコニーからはウルメア川と5ツ星ホテルのマリア・クリスティナ・ホテルが見え、ここはまさにサンセバスチャンの一等地。
因みに、スペイン女王だったヴィクトリア・ユージニーはヴィクトリア英女王の孫で、マリア・クリスティナはその娘。 こんなゴージャスなホテルに泊れるわけはないですが、中はうろついたので、近いうちに写真アップしますね。
ドン・パスクァーレの切符は当日に劇場で買いました。75ユーロ、55ユーロ、45ユーロで、折角ですから75ポンドのストールを奮発したら、なぜか1割引にしてくれました。 滅多にオペラやらないのに、切符はたくさん余ってて、オペラに馴染みがないんでしょうが、こういう勿体無いオペラハウスがヨーロッパには多過ぎる・・
さあ、では、オーディトリアムに入りましょう。 馬蹄形のエレガントで麗しい劇場ではやはりオペラが一番に相応しいですが、今は色んなことに使われてるようです。
平土間も少し傾斜があるし、こじんまりとして理想的な贅沢サイズです。
字幕はスペイン語とバスク語(おそらく)だけで、英語は無し。
私たちが座ったストール席の椅子は硬いし動かし難いし、快適とは言いかねますが・・。
ドン・パスクァーレのパフォーマンスについては別途あらためて書きますが、期待以上だったので、更にサン・セバスチャンの印象がぐーんと上がったのでした
オペラが10時半に終ったらお腹空いたので、バル街に繰り出してピンチョスを頂き、ホテルに帰る道すがら夜の海岸沿いも散歩して、朝5時半に家を出て疲れてた筈なのに、興奮しっぱなしの実に充実した一日でした。 。