<20th Oct Thurs>
今日は慌しい一日でした。 午前中だけ働いて会社近くのジムでちょっと自転車漕ぎをしてから、RAMのマスタークラスへ(先生はテノールのアラン・クレイトンで、生徒達も皆上手だった。Hiroshi Amakoさんというテノールも)。その後、サボイホテル近くの系列ジムに行って水泳。ROHでショスタコーヴィッチの「鼻」の初日へ。休憩なしだったので早く終わり、頑張りついでにブログも書いちゃおう。
----------------------------------------------
10月13日、Kings Placeでカウンターテナーのディヴィッド・ハンセンを初めて聴きました。 1年半も前に一番乗りで切符を買ったので、最前列ど真ん中。 知名度が低いので空席が多かったようですが。
Brodsky Quartet
David Hansen countertenor
Purcell Music for a While
Handel ‘Yet, can I hear that dulcet lay’ from The Choice of Hercules
Bach The Art of Fugue Nos 1 & 6
Roxanna Panufnik Memories of My Father 1: ‘O tu, Andrzej’
Respighi Il tramonto (‘The Sunset’) [1914]
Goossens Three Songs, Op. 26
Purcell Fantasia No. 4 in G minor, Z. 735
Paweł Szymański Five Pieces for String Quartet, Nos. 1,2,3 & 5
Pergolesi Cantata: Orfeo, P. 115
彼が好きだと言う人を誰も知らないので期待は低かったのですが、声を聴いて納得。なんて硬くて響かない貧弱な声なの・・。特に最初のMusic for a Whileは超お馴染みな上に声がぎちぎちで、「うわーっ、2時間もこれを聴くのか・・」、と暗澹たる気持ちに・・。
でも、徐々に声が出るようになって、ヘンデルはパーセルはいまいちでも、アンコールのポップソングはなかなか良かったので、ハンサムなんだし、彼はポップシンガーになればいいのではないかと思ったりもしました。オーストラリアにはビージーズという裏声の伝統があるわけだし、強いオーストラリア訛りも微笑ましかった。
因みに、写真だとチェンチェっチみたいなジャケットのせいであっち系に見えるかもしれませんが、振る舞いはなよなよしてないし、アンコールで「妻に初めて歌ってあげた曲です」と涙ぐんだりもしたので、普通の男性です。
アットホームな雰囲気だったのは、伴奏の四重奏グループのおじさんが演目について上手に説明してくれたおかげでしょう。 歌無し演奏も結構あったのですが、上手だし、超前衛的な曲が一番楽しめました。