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Channel: 着物でオペラ in ロンドン
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フィリップ・ジャルスキー(CT)がバッハとテレマン @Wigmore Hall

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<5th Dec Mon>

寒くても晴天が続くロンドン。休める日も多くて余裕だけど、トーチャンが珍しく風邪ひいてるので、私は一人であちこち出掛けて、結局なんだか忙しい。 今日は一人で映画鑑賞。先週、親子三人でアニメ映画君の名はYour Nameを英語吹き替え版で観ましたが(都合のつく時間と場所ではそれしかなかったので)、今日は一人で英語字幕付き日本語版を観ました。「方言」と「男女で違う言葉使い」という日本語の特徴で更に味わい深かったです。

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12月1日はウィグモア・ホールに人気仏カウンターテナーのフィリップ・ジャルスキーが登場。

 

同じCTでもチェンチッチは最後列15ポンドで済ませたのに(→こちらお札、ジャル君には50ポンド奮発札束

差を付けたのは私だけではなく、チェンチッチは空席どっさりだったのに対し、ジャル君はずっと売り切れでリターンもほとんど出ませんでした。

本当は最前列の40ポンドの席が欲しかったけど(安いからと言うだけでなく、近くで聴きたいのでリターンを狙ったわけです)、7列目の真ん中が取れただけでもありがたいと思わなければいけないでしょう。 

 

「うんと近い席で全身に声を浴びるような感じで聴きたかったわあ」、と聴いてる間はちょっと不満だったけど、7列目には7列目の良さがありました。それはまともな角度から写真が撮れることで、どうです、この整った美しいお顔ラブ

CD最近出したバッハとテレマンのCDからいくつをかなりのオケの水増しを含め歌ってくれました。(→こちらでちょっとづつ視聴できます)。

 

Philippe Jaroussky countertenor

Le Concert de la Loge

Julien Chauvin director, violin

 

(アンコールもテレマンとバッハを一曲づつ)

 

今日は私はPJがドイツ語で歌うのを聴くのはおそらく初めて。 CD視聴だといつものべっとり甘い声ですが、この日の前半のテレマンはさっぱりと真っ直ぐな硬い声で新鮮な響き。 ドイツ語向きだし良いわあ拍手

と、うっとりしてたらラブ、やっぱりね、段々ジャル君風になって、最後のバッハはいつものジャル君節に。 ファンにとってはこうでなくちゃ、でしょうけど、このお馴染みの曲に対する私のイメージはちょっと違うのよねショック・・

って、文句言ってるわけじゃなくて、CTのトップの一人である実力は充分示してくれたし、なんと言ってもこんな華やかな雰囲気を醸し出せる歌手はそうはいないわけで(いつもより観客の年齢が低かったし)、これで又ここでのファンを増やしたジャル君、切符ゲットがますます難しくなりそうだ・・。

オケの水増しが多過ぎたと思うけど、バッハの有名な管弦楽組曲第二番はやはり名曲。バッハは器楽曲の方が好きだし、ジャル君聴きに来た筈だけど、なんだかこれが一番印象に残ったかも。

 

      

小さい写真はクリックすると拡大しますので、ジャケットの衿とネクタイとズボンが皮という洒落た装いもじっくりご覧下さい。 最前列からなら撮れる全身像は傾斜なしの7列目からでは無理なのは残念ですが。

 

↑ 腕を少し上げればこうしてなんとか全体も撮れるけど、爺さん婆さんばかりのこの渋いホールでは目立ち過ぎて・・。

横顔もどうぞ。 あっ!、白髪なのか、ライトで白く見えるだけなのか?  38歳のジャル君ですが、双眼鏡でしっかり見たところ白髪だろうと思います。        

 

 

イラッあ~っ、ちょっと、そこのお姐さん、スタンディングオベーションは辞めて下さいねパンチ!。 品の良いウィグモアホールでは感動は座って静かにするのが普通だと思うんですよね(って、うんと前に座ることが多いので実はよく知らないけど)。 

 

終了後はロビーでCDサイン会。私は列には加わらずに写真だけで失礼しますが、けっこう長い間待たせてる間に細かい白黒格子のスーツに着替えてきたジャル君、一人づつ丁寧に接しる好青年でした。

 

 

 


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