<15th Jan Sun>
昨夜、無事ウィーンから戻りました。 写真は行きの飛行機の中から見えたドナウ川。
帰りのフライトはガラガラの上、30分も早く到着(早く着き過ぎて暫く降ろしてもらえなかったけど)。その上、ヒースロー空港のイミグレーションには20人くらいしか待ってなくて5分で済み、地下鉄も待ち時間ほぼゼロ。 当初到着予定時刻の一時間後には帰宅していたという今までで一番スムーズでした。いつもこんなだといいのに・・。
ウィーン滞在中も全て首尾よく進みました。
私が着く前日は寒波と雪で大変だったようですが、私が着いた日はぐんと気温が上がり(私と逆方向で寒波がイギリスに移動して雪降ったそうです)、たまに風が吹いたりするとちょっと寒かったけど、ほとんどそんなことはなく、曇ってはいたけど快適で、ヨーロッパの冬らしいグレーで静かなウィーンを散策し、芸術鑑賞もたっぷり。 日本からいらしたオペラ仲間の方とオペラ前後の食事やお喋りも楽しくて、充実した旅でした。 憧れのザッハーホテルと楽友協会にも行けましたよん。
そうなんです、本当におめあての歌手のキャンセルさえなければ素晴らしい旅になったのに、それでほぼぶち壊しになったのが不幸でした
コルンゴルドの「死の都」はテノールのワンマンショーみたいなオペラですから、観てる間ずっと「ああ、これがクラウス君だったらどんなに素晴らしいか・・・」、と今までキャンセルされた中で最も口惜しい思いをしながら観てました
で、まだ15日と20日にもあるのですが、昨夜帰宅してからチェックしたら両方クラウスは出ることになってるじゃないですか。 覚悟はしてても一番頭に来るシチュエーションだ
くっそー、それなら、昨日帰ってこずにそのままウィーンに残ればよかった・・・最悪
と更に落ち込んで、ガタガタの私
でも、
観てる間ずっと、「嗚呼、ローエングリンみたいなお上品なクラウス君じゃなくて、このオペラの妻を亡くして悲しむ人間的なクラウス君をいつかどこかで観ないと気が済まないわ」、と決意も新たにする私に、思いがけず訪れたその機会
そう、20日に又行けばいいんじゃないの?!
と思いながらも、昨夜はオペラ切符とフライトをチェックしただけで決心するまでには至りませんでしたが(又キャンセルされたらあまりにも惨めだし・・)、一晩寝たら、「あー、もう迷い疲れてなにも出来ないから、お金のことは気にしないで、もし良い席が買えたらこれに賭けてみようじゃないの」、と開き直りました。
そしたら、願いが通じたのか、なんと、昨夜は出てなかった前から4列目の真ん中近くの抜群の席があるじゃないですか! 勇んでクリックしたのにタッチの差で「この席は他の人がプロセス中」になってしまったけど、根気よく待ってたらその人は気が変わったようで結局私がゲット
でも、又キャンセルされたら大変だからフライトはもう少し待ってから買おうかなと思ってたのに、便利な時間でそこそこの値段の切符が「あと一枚しか残ってませんよ」ってことで、これも買っちゃいました。 ホテルは昨夜のうちに押さえてあったし(これはキャンセル可)。
というわけで、又ウィーンに行くことになっちゃいました。 一泊だけで他には何もしない純粋弾丸オペラ遠征。 なんか、憧れてたんですよね。
もし又彼がキャンセルしたら、航空券もオペラも無駄にしてでも行かない可能性大ですが、まあそれはそうなった時に考えるとして、「こんな時のために働いてるんだからお金のことは気にしない気にしない」、という覚悟は出来てます。 日本から弾丸でいらっしゃる方もいる中、私にとってはたかがウィーン、簡単に行けるし様子もわかったし、この機会に賭けてみます
とういわけで、年初から予想外の展開になってしまいましたが、少なくとも今は希望が沸いたわけで、後はケ・セラセラだ。
旅行記は追々書きます。