4月13日の着物お出掛けは、先月ガトウィック空港近くのマナーハウスのアフタヌーン・ティ(→こちら)で初めて着た椿柄の小紋が再登場。かろうじてまだ椿咲いてますしね。 訪問着の方もいらっしゃるとのことなので、渋金の袋帯でちょいとグレードアップしましょ。
辻井伸行さんのリサイタルの時に着物でご一緒した方(→こちら)を中心にパットニ-にあるハーリンガム・クラブHurlingham Club(→こちら)というメンバーズ・クラブにご招待して頂いたのですが、そのスケールの大きさにぶったまげました。 ロンドンの中心からさほど離れていないのに42エーカーって凄いですが、だだっ広いだけではなく、隅々まで手入れが行き届き、テニスコートやクローケーcroquet等のスポーツ施設だけでななく、公園としても実に気持ちよい空間です。 多数のテニスコートや屋内屋外のプール等、スポーツ面の充実ぶりは凄いですが、かつてもっと広かった時には最もおハイソなスポーツであるポロの英連邦本部だったこともあるそうです。
150年近い歴史を持つ名門クラブですから、メンバーになるのは至難の技で、メンバーの推薦でwaiting listに入れてもらってもメンバーになれるまでに十数年掛かるそうですし、今は新規募集すらしてませんときっぱりHPに書いてありますしから、グラインドボーン・オペラの比ではありませんね。 これだけの規模の施設を守るためにはある程度のメンバーが必要なわけで、メンバーは1万人以上ということですが、先祖代々のメンバーがほとんどで、この日も若いグループや子供連れのファミリーも来てました。 決して老人クラブではありません。
私にとっては夢の別世界ですが、排他的であってもイギリスの底力を垣間見た気がして、こういう人が存在する限りBrexitも乗り越えられそうで心強くなりました
6人揃うだけでも嬉しいですが、おまけにこのゴージャスな空間
セルフサービスのカフェテリアでランチを頂いてからお庭を散策し始めた時は肌寒かったのですが、暖かくなってきたので外のカフェでお茶とケーキにしましょう。着物にとって暑過ぎず寒過ぎず理想的なお天気でお喋りできて、お庭は今が花盛りで美しいし、庭師の男の子も可愛いかったし、最高の午後でした
着付けのA先生(鮮やかな水色の小紋をお召しです)のおかげでお仲間に入れて頂けて嬉しい限りですが、夏には私がこういうこともあろうかと数枚買っておいたROHでのマリインスキーバレエの「白鳥の湖」にまた着物でご一緒することになってて、今から楽しみです
そうだ、白鳥と言えば、お庭の池に黒鳥のファミリーが泳いでて、最初は赤ちゃんスワンが一羽だけだったので、「あら、珍しく一人っ子かしら?」、と思ったら、そうではなく、あと3羽、親の背中で翼の下に隠れていたんです(もしかしたら、もっと隠れてるかも)。 初めて見ましたが、カンガルーみたいね