<22nd Apr Sat>
今年のプロムス、ざっと目を通しましたが、近年にないお粗末な顔ぶれ。 私は滅多に行かないから別にいいんですけど、これでは面目丸つぶれでは? とっくにつぶれてるROHを真似しなくてもいいのに・・
--------------------------------------------
写真は全てクリックで拡大します。
新緑が美しいケンジントンパレスの特別展Diana Her Fasion Storyに行ってみました(→こちら)。事故死から20年という記念なのでしょうが、そんなこじつけはなくてもいつも人気の故ダイアナ妃ですから、前売券予約は結構難しそうですよ。 来年までやるそうですが(具体的な日にちは示されておらず)、幸い私が持ってるNational Art Passだといつでも何度でも予約不要で無料で入場できるので昨日はコンサートまでの時間つぶしにふと思い付いて一人で出掛けてみたわけです。
僅か25点ということで、去年のバッキンガム宮殿の女王様衣装展のスケールには遠く及びませんが、重要なのは確保されてたし、トレンドも説明もよくわかって、まあ良くまとまっていると思います。
生ダイアナは婚約者時代に一度垣間見ただけですが、結婚時期が私たちとほぼ同じであり、初期のダサい時代からお姫様っぽいデザインを得てすっきりとシンプルな大人の女性に変化するダイアナ妃の変遷をずっと最初から最後まで熱心にウォッチしてた私、目の前で本物を見られるのは感激です。
全身キンキラの青ラメドレスは品が無かったけど、パウダーブルーのエレガントなドレスはカンヌ映画祭でどの女優さんよりも美しかった。
死亡直前の有名なNYクリスティズのオークションで最高値がついたトラボルタ・ドレスは写真写りが悪いけど、ハイネックのプレスリー・ドレスはここでもばっちりフォトジェニック。それにしても彼女がいかに長身であったかがよくわかります。
離婚して束縛から自由になって外国人デザイナーの服も着られるようになり、よりゴージャスにセクシーなったドレスを集めたこのコーナーがハイライトでしょうか。ニューヨークのドレスオークションの時の花柄の短いドレスは特に着る人を選ぶと思うのですが、彼女より美しく着こなせる人はいないでしょう。 ・・って、他のも全部そうですが。
チャリティ活動に重視してわざとつまらないスーツを選んでたこともありますが、それでもスタイル抜群の彼女だからチャーミングでしたよね。デザイナーたちによるデザインのデッサンもこの数倍飾られてました。
これからも彼女の服はあちこちで大切に保存され続けられていくでしょうから、いつかバッキンガム宮殿は無理でもどこかでずらっと並ぶ日が来るといいなあ。 →こちらに写真いっぱい載ってます。
勿論これでケンジントン宮殿の入場者が激増して、私が切符売り場の列に加わってから他の展示をすっ飛ばしてこの特別展見学開始までに50分掛かりました。上の写真のような特別展用の列がまた別にあり、私が並んだ時よりも更に列が長くなってるので(写真の3倍近く)この人たちはここで30分以上は待つでしょう。この人数制限のおかげで一旦中に入るとゆったりできますが、冬でもここで待たせるのかしら?
ここには何度か来たことがあるので今回はドレスだけと思ったのですが、入るのに時間掛かったし折角来たのだから常設展示もざっと見て行きましょう(順路は無視しても逆戻り可)。 あちこちに数体置かれた白い紙の衣装が素敵でしたが、やっぱり本物には敵わなくて、ガイドの説明によると、たっぷり金を使ったこのドレスを今作ると2百万ポンド掛かるとのこと。たまたま1時間に一度のガイドの説明に出くわしたので説明を聞いたのですが、ガイド嬢はなんと外国人。おそらく東欧からですが、こんなところまで国際化が進んでるとは。
私が一番好きなのは、トイレに行く廊下に。ダイアナさん柄の壁紙です ここに住んでたわけですしね。