<14th May Mon>
来年3月までに10回行くラ・ボエーム、今日はカレヤ組の3回目に行ってきました。
カレヤと指揮者以外は全員風邪で倒れて違う人になってたらいいなあ、と秘かに願っていたんですが、それがちょっとだけ叶い、2人が最初の2回とは違う歌手でした。
まず、私の望み通り風邪で倒れたベテラン・ソプラノのヌッチア・フォッチーレに代わり、今日のムゼッタはMadeleine Pierard。ニュージーランド出身でROHの若手アーチストの一人なのでちょい役で嫌というほど出てるマドレーヌ嬢にとってはこれが一番の大役ですが、声もよく出て出来もベスト。でも、すごく緊張して顔がこわばってたのが残念。大柄な美人だから、婉然と微笑んでくれたら人目を集める華やかなムゼッタにぴったりなのに。
もう一人はコリーネ役のYuri Borobiefで、これは元々彼のはずだったのに体調悪くて、少なくとも私が観た2回はマシュー・ローズがやってたのを、やっと治ったユリ君が歌ったわけですが、声は小さいし、良いところが何もないのでがっかり。これなら聴き飽きたけどマシューの方がずっと良いわ。
唯一のお目当てであるカレヤは今日もやわらかいテノール声が気持ちよく伸びやかで素晴らしかった
ミミのカルメンちゃんも、今日が一番声がよく出たんじゃないかしら。でも、歌う時に口を思い切り大きく開けるのがちょっと品がないわね。
次は17日ですが、これはトラファルガー広場で同時生中継があるので、お天気良ければちょっと様子を見に行こうかと思ってます。でも、おそらく今日みたいに寒くて雨なんだろうな。そしたらうんと人が少ないだろうから、賑やかし駆けつけなくちゃ、かしら。
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