<2nd July Sat>
今日はマチネのオテロ。 てっきり夜だと思ってたので、もう少しで見逃すところでしたが、ギリギリで気付いてよかった。
リハーサル、初日に続いて3回目ですが、私はこれで終わりです。本番は全部で4枚までという枚数制限があって、今日はトーチャンも連れてってあげたし、後半チームにも一回行きたいですからね。
今日のカウフマンは概ね良かったのですが、半分くらい進んだところで、ほんのちょっとだけですが、声がやけに小さくなって、更にかすれた部分があってヒヤッとしました。28日にライブシネマも無事終わり、一時的に気が抜けたのでしょうか? あと6日と10日の2回残っているのですが、世界中のオペラファンが注目しているんですから、キャンセルなどせず、皆勤して下さいよね。 カーテンコール写真はカウフマンの高笑いばかりを選んでみましたが、やけに嬉しそうだったから心配は無用でしょうけど。
リハーサルは黒シャツに、初日は血がついてない同じ白シャツにカーテンコールの途中で着替えましたが、今日はずっとそのまま。血の量が程良かったからかな? 後ろの壁にピュ~っと飛び散りましたけどね。
今日はマリア・アグレスタがとても素敵と思いました。3回目にしてやっと先回のハルテロスのイメージが抜けたからでしょうか?
で、オテロ夫婦がこんなに全ての面で素晴らしいのに、やっぱりイアーゴが残念といつも思いました。トーチャンも同意見。声の魅力も迫力も演技のカリスマ性もスケールが小さい。途中から全盛期のレオ・ヌッチを想像しながら聴いてました。
Conductor Antonio Pappano
Otello Jonas Kaufmann
Desdemona Maria Agresta
Iago Marco Vratogna
Cassio Frédéric Antoun
Roderigo Thomas Atkins
Emilia Kai Rüütel
レビューも出揃ったようなので、以下にまとめておきますが、おお~、いつのまにか5ツ星が出ましたね。 クリックで記事に飛びます。
City AM ★★★★★
Bachtrack ★★★★
Evening Standard ★★★★
Independent ★★★★
MusicOMH ★★★★
The Stage ★★★★
Express ★★★★
Financial Times ★★★★
Guardian ★★★
Arts Desk ★★★
Telegraph ★★★
Times (£) ★★★
New York Times (No star rating - positive)
さて、グレゴリー・クンデ率いる後半チーム、クンデがカウフマンに勝てる筈はないけど、イアーゴがルチッチ、デスデモーナがドロテア・レシュマンですから、その二人は前半に勝るかもしれなくて、期待できます。
来週も毎日出勤になりそうだし夜も色々あるので(ミトリダーテ最終日やらトゥーランドット初日やら)、明日から始まるウィンブルドン・テニスは観てるヒマがなさそうだけど、イギリスの夏としては理想的な最高気温20度から25度くらいというテニス日和になりそうですよ。