<3rd Aug Thus>
大英博物館の北斎レクチャーのついでに日本部門を覗いたところ(目的はそのすぐ近くの部屋の水彩画展でしたが)、いつも空いてるのに今日はえらく混んでました。 やっぱり今やってる北斎特別展のついでに見学する人が多いのでしょうね。 大人気で売り切れの北斎展、私は明後日行きます。
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注目のミュンヘンのタンホイザーの新プロダクション、9月に東京で上演されることになっていて(→こちら)、秋の予定としかわからなかった時は私も里帰りのついでにフォークト様追っ掛けしようと楽しみにしてたのに、9月後半と発表され愕然。 そんな時期に会社休めないよ~
ミュンヘンにも行けなかったし、あまりに口惜しいので7月9日のライブビューイングは勿論しっかり観て、その後こっそりYoutubeにアップされた映像を削除される前に焦って何度か(主にクラウス君の部分だけ)観ましたが、この度、めでたく、8月31日までと限定付きですが、バイエルン国立歌劇場のサイトで堂々と観ることができるようになりました(→こちら)。
ええ~~っ、という凄いプロダクションですから、それだけでも一見の価値ありだし、その中で 「うーん、まさかこのまま日本では出来ないわよねえ」という部分もあり、どうするのか興味あるところ。 上半身裸のオネエさんがたくさん出てくるのが日本では問題だろうと思うのですが、これにもし日本人女性が採用されると見てる方も気恥ずかしいでしょうけど、西洋人女性のオッパイならいいのかな?
タンホイザーってどんなお話なの? はい、過去記事のコピペですが、こちらでどうぞ。
中世の騎士で吟遊詩人のタンホイザーは、仕事も恋人も放ったらかして、異教徒のフーゾクのオネーチャンのところに入り浸ってたんですが、それにも飽きて望郷の念に駆られ、今まで尽くしてくれたオネーチャンを傷つけて、おめおめと戻って行くんです
幸い、長い間行方不明になっていた彼を、かつての仲間も恋人エリザベートも喜んで受け入れてくれたのに、このアホは、シンガー・ソング・ライターとして、「愛」がテーマの歌合戦で、「精神的で崇高な愛なんてクソ食らえってんだ。 肉体の快楽こそが愛の本質に決まってるじゃねえか」、と吼えたもんだから、今までの放蕩ぶりがばれてしまって大ヒンシュク
後悔するタンホイザーは、恋人エリザベートの叔父である領主に「ローマ法王に謝罪して許してもらうように」、と言われて、遠路ローマへ。
でも、当然というか、法王に「あかん、赦せん」と言われて、「しゃーない、又オネーチャンのとこに行くしかないべ~」と自暴自棄となったタンホイザーの前に(夢で)現われるフーゾクのオネエチャン。だけど、恋人の名前を呼ぶと夢から覚め、オネエチャンの姿も消える。そこへエリザベートの亡骸を運ぶ葬列が近づき、タンホイザーは棺の上に倒れて息絶える・・・
という、肉体的快楽と精神的な愛のせめぎ合いがテーマで、ワグナーの崇高さとセクシーさが充分味わえ、「あ、これ知ってる~」という有名な曲もいくつか出てきて、ワグナーの中でも人気のある作品であるのも頷けます。
字幕はドイツ語なのも私は嬉しいです。いえ、もちろん意味はさっぱりですが、歌ってる通りの言葉を追うのは好き。
尚、3時間以上と長いので全部観るのは大変ですが、私のようにクラウス君だけが主な目的であれば、2時間45分過ぎたところからご覧になると、とりあえず彼を堪能できます。
しかし、フォークト様のロールデビューなんですが、予想通り、彼のご清潔な声とお姿は色欲に溺れるしょーもない男タンホイザーには向いてなくて、やっぱり彼は人間離れした白鳥の騎士ローエングリンですわ。 来年夏にROHのローエングリンの新プロダクションで彼が出てくれるのですが、どうか今回みたいなヘンテコな演出になりませんように・・・。
でも、ローエングリンは何度も聴いてるので、キャラに合わなくてもやっぱり観たい聴きたいということで、まだミュンヘンで始まる前に来年5月のヴィスバーデン(フランクフルトの近く)のタンホイザー(これも新演出)の切符につい手を出してしまった私(→こちら)。 クラウス君が出るのはたった一回なのでキャンセルする可能性高いのはわかってるんですけど、具合的に生で聴く機会がある(かもしれない)と思わないと、あまりにもやるせなくてね
バイロイトの新プロダクション「マイスタージンガー」扮装のフォークト父と息子のKalle君(動画は→こちら)。
あ、そうだ、このマイスタージンガーは映像があるのですが、まだこっそり投稿が発見できてません。見つけられた方はメールでこっそり教えて下さい。
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