<22nd Oct Sun>
インド人が多い我が家周辺では、Diwaliというヒンドゥー教の光の祭を祝う花火がこの季節になると毎晩あちこちで打ち上げられて賑やかなのですが、今夜は近所の大盤振る舞いの花火が見事でした。
----------------------------------------------
14日(土)の昼にパリに着き、ホテルで合流した日本からの友人と午後の観光と夜のオペラを楽しみました。ご一緒したのは「ヨナス・カウフマンとオペラの魅力」(→こちら)というファン・サイトの管理者イルトロバトーレさんで、30年ぶりにパリにいらした目的は勿論ヨナス・カウフマンのドン・カルロスでしたが、ついでに私と他に二つオペラを鑑賞なさいました。
土曜日の午後は二人で何をするのか決めてなかったのですが、あまりに良いお天気だったので屋外で過ごそうということになり、それなら私が行ったことのないブローニュの森はどうかしら。 何も調べてなかったのが悪いのですが、とりあえずいくつかあるらしい公園の入り口に一番近いメトロ駅であるPort d'Auteuilへ。
そしたら、なんと、門で入場料を払えと。 えー、うっそ~、パリでは公園に入るのにお金払うの? とびっくりしたら(シニアは半額なので僅か4ユーロとは言え)、競馬場Hippodrome d'Auteuilの入り口でした。
パリの人は競馬好きなんでしょうね、ブローニュの森の別の一角には有名なロンシャン競馬場 Hippodrome de Longchamp(→こちら)もあります。ウィキペディアによると、ロンシャン競馬場は世界一美しい競馬場なんだそうですが、小規模のこのHippodrome d'Auteuilだって広々として立派な施設ですよ。私は競馬場に来るのは2度目ですが、走るコースもアスコット競馬場よりもうんと広いと思います。
情報不足のせいで妙な所に迷い込んでしまったものですが、青空の下、遠くにエッフェル塔を眺めながらよく手入れされた芝生の上をゆっくりパレードしたり、スローモーションのように走る馬たちは美しい眺めでした。 女性騎手も混じった長いレース、最後はくたばってた馬もいて競馬の過酷さを垣間見たわけですが、着いた時にちょうどタイミングよくレースやってたのはラッキーでした。
ブローニュの森は、想像通り、ロンドンにいくつもある公園みたいでしたが、10月中旬にしてはクレージーな暑さだったので、皆さん裸で甲羅干し
見事に紅葉してる木も(一本だけですが)あり、青空に映えてトレビア~ン。
夏と秋が混じった雰囲気でしたが、観光客は来ない所でパリッ子の様子がみられて面白かったです。ま、ロンドンと変わらないですけど。
ここにはちょっとだけ寄って、その後はチュイルリー公園とかリュクサンブール公園を散策する予定だったのに、細長い池の切れ目がなかなかなくてどんどん歩き、これだけで午後が終わってしまいました。日本からいらしたイルトロバトーレさんに観光気分を味わって頂けなくて申し訳なかったですが、地下鉄の駅を探しながらうろうろ何度か道を訪ねながら普通の生活圏を歩けたのも興味深かったと思うことにしましょう。
中心に戻り、ホテルに戻る前にオペラ座の近くのカフェへ。ちゃんとした夕食はオペラ終了後に食べるので、軽くクロック・ムッシュとビール。イルトロバトーレさんは目玉焼きが上に乗ったクロック・マダム。
ホテルで着替えて(トロバトーレさんはちゃんとした装いに、荷物軽減のため着たきり雀の私はスカーフを替えるだけ)、いざ、ガルニエにオペラを観に行きましょう。