<12th Dec Tue>
ここ暫く着物お出掛けとかで忙しくてずっと行けてなかったジムに久し振りに行って泳いできました。12月後半は割とヒマなのでジム通い強化期間にしよう
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こないだの地味なチョコレート色の着物(→こちら)を褒めて下さる方が多いのには正直驚いてますが、じゃあその次に着た着物は「・・・ふーん、又いつもの若作り路線なのね」、とがっかりされそうで、アップするのを躊躇しちゃうじゃないですか・・
なんせ、かれこれ50年近く前のだから、半端じゃなく若い娘向きですもん(「半端ない」という新しい言い方は嫌いです)。
呉服屋さんで母と二人で一目で気に入って誂えてもらったこの椿柄の付け下げ、一番好きな着物だったんです。 その割にはしばらく着なかったので持ってることすら忘れてましたが、そう言えば、ムスメが20歳になった時に着せて記念写真撮ったっけ(→こちら)。
若い娘用だから袂も長いし、日本ではまさかこの年で着られる筈ないですが、ここは海外だ、わかりゃしないし、婆さん容姿になる前にもう一度日の目を見せてあげようと勇気を出して着てみました
帯合わせにえらく時間が掛かりましたが、結局一番地味な黒い帯にせめて落ち着いた感じにしてみました。そしたら、「あら、袂さえ短ければまだいいかも」、とすら思った私は間違ってるでしょうか?
で、12月7日にこの格好でどこに行ったかと言うと、ハイドパークコーナー近くの高級エリアにあるRomanian Cultural Institute(→こちら)。 時折コンサートをやってますが、この日はルーマニアのナショナル・デーでお祝いムードの筈だし、ここは着物で行くととても喜んで下さるので仲間と調子に乗ったわけです。いや、年齢相応のシックな訪問着のお二人を私と一緒にしては失礼か。 それにしても、Yさんの墨絵タッチの手描きの花はまさに芸術品で、うっとり
ルーマニア人のソプラノとテノールのコンサートでしたが、L字型のサロンで客席はもう少しあり、私たちは横から聴く席でした。 お洒落してる観客はほとんどいませんでしたが、それでもシャンデリアもあって渋いけど華やかな雰囲気。
Andreea Soare soprano
Florin Guzgă tenor
Philip Richardson piano
彼らの経歴等は→こちらですが、パリ国立歌劇場の若手アーチストプログラムのメンバーだったソプラノのアンドレアス・ソアレの爆声はこの小さなサロンでは耳に酷なほどスケールが大き過ぎて、張り切ってたくさん歌ってる間中、「・・もう充分なのではないでしょうか・・」、とこよなく長く感じ、心地良い声のテノールのフロリン君の番がくるとほっとしたのは私だけではないでしょう。フロリン君が既に地方の歌劇場で良い役を総なめにしてるようなのも納得。
コンサート終了後はワイン・レセプションもあり、これでなんと無料ですからね、上手なアーチストが聴けた場合は本当にお得でありがたいイベントです。私たちは着物で行けただけでかなり満足でしたが