<27th Dec Wed>
まだちょっと風邪気味でずっと家にいるので外がどれだけ寒いのかわからないけど、今朝は霙(みぞれ)だったし、地方では雪も降ったらしい。 今日はベッドでだらだらせずに色々捗り、今年のオペラやコンサートの回数や分析も完了。 でも、その前に二人のカウンターテナーのコンサートについて。切符代高かったし写真もたくさん撮ったので、1ケ月以上も前だけど、意地にでも載せるのだ。
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11月26日(日)の夜はWigmore Hallで仏人気カウンターテナー、フィリップ・ジャルスキー君(以下ジャル君)を聴きました。
今シーズンのウィグモアはラインナップが貧しいのと、フレンズ予約は席が選べない不便さに辟易して、メンバーから撤退し、久し振りに一般販売でまっさきにジャル君を狙いに行って最後の一枚をゲットできたのはラッキーでしたが、A1という一番隅っこでほぼ真横から聴くような席で50ポンドもするなんて・・(ウィグモアはアーチストのランクによって値段が違い、ジャル君は当然かなり高い方)。
もっと良い席のリターンをずっと狙ったけど全く出てこなくて、こんな席でも聴けただけラッキーとは思いつつ残念な気がしました。 ピアノとかはどの位置からでもいいけど、歌はやっぱりもうちょっと正面から聴きたいですもんね。
ウィグモア・ホールは一体いつになったらフレンズ予約で席が選べるようになるのでしょうか? オンラインできない常連の爺さん婆さんがあの世に行った時だと思うんだけど、早くその日が来て欲しいわ、なんて不謹慎なことを、絶好調で甘い声もフランス語訛りの英語のお喋りもチャーミングなジャル君を横から眺めながら考えてしまったじゃないの・・。
でも、今シーズンからのウィグモアの変化で良いこともあります。それは写真撮影がOKになったことで、開演前に舞台の後ろの壁に「写真は拍手する時だけにして下さいね」。とデカデカと映写されるようになったので、カーテンコールは罪の意識も回りへの遠慮もなしでカメラを構えることが出来るようになりました。 なもんで、撮りにくい角度ながらたくさん爽やかな美青年であるジャル君を遠慮なく狙いました。幸い頭が邪魔なオヤジが途中で帰ったし。
顔にシワが出てきたし、お腹も出てきちゃいましたけどね・・・
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ついでにもう一つ、同じカウンターテナーのコンサートのことも記録しておきましょう。
10月9日はカタロニア人ザビエル・サバタのウィグモア・デビューで、ロンドンでは知名度の低い彼のこと、空席が目立つほど人気がなかったので、前から2列目のど真ん中が取れました(30ポンド)。
ヘンデルやヴィヴァウディ等で演目はなかなか魅力的だったし、レヴューも結構良かったのですが、如何せん、声に全く魅力を感じなかったので退屈しました。 不快な声ではないし、きちんと丁寧に技術的には優れているのはわかるんですけどね・・・。
以前一度だけ彼の歌は聴いたことがあり、その時も同じ印象だったので、この日が不調だったわけではなく、実力を出し切ってこれなのかなと思うので、これで「さようなら」かも。 ジャル君と比べては可哀相だけど、ルックスもこれだしさ・・ ジャル君とは空席状況があまりにも違ったのも当然。
切符がたくさん余ってるコンサートは当日になって直前にシニア割引で安く売ってくれるので、そうすれば良かった・・。