<8th Jan Mon>
寒い週末でしたが、昨日の日曜日は今年初めての着物お出掛け。
最近AさんがFBで着物愛好家グループを結成して下さってお仲間が増え、顔合わせを兼ねた新年会でした。
サウスケンジントンには博物館が集まってて、自然史博物館Natural History Museumには野外スケート場もあります。
私たちが集まったのはお隣のヴィクトリア&アルバート・ミュージアム(V&A)。青空に映えて美しい建物ですが、中も素敵なんですよ。
ウィリアム・モリスの壁紙やタイルの部屋がセルフサービスのカフェレストランになってますが(→こちら)、あら、まだ広いThe Gamble Roomにはクリスマスツリーが。 この前日が片付ける日だった筈ですが、まあ綺麗だから良いことにしましょう。
今日はその隣の小さいThe Poynter Roomでゆっくりすることにしましょうか。 お昼近くになると混んできてこれらの素敵なスペースには座れないので早めに10時半に集合したのですが、そんなに早くなくてもよかったようです・・。
体調崩して欠席した方もいたので今日は6人。お茶しながら長い間お喋りしましたが、初めて会う方でも着物という共通話題があるのですぐ打解けて楽しいティータイムで、5月にROHのバレエに行く相談もまとまりました。その前にも数々の企画がありそうですけどね。 「今日はなにか特別なイベントですか?」と尋ねられたり、写真を撮られたり、そりゃ目立つグループだったでしょうね。
この後、日本部門に移動して、着物や鎧、漆などを見学。日本に興味ある人が来てるわけですから、突然の着物集団の出現は喜んで頂けて、また写真撮られたりしました。
訪問着から紬まで色々な着物が揃うのも海外ならではの楽しさですが、皆さんカラフルで素敵なのに、私だけ真っ黒でバランス崩してしまってすみません・・。
この後、有志4人で中華料理で遅いランチして解散。 博物館見学はほとんど出来ませんでしたが、お天気にも恵まれて、素晴らしい新年初の着物お出掛けになりました。
私のコーディネートの備忘録ですが、着物も帯も実家から持って来た50年、60年前のものです。
一人だけ黒くて浮いてしまった着物は実家の母のお下がりで、昭和30年代に流行ってたらしい色柄のお召し。私の七五三のために誂えて(写真は→こちら)、気に入らなかったのかすぐに流行がすたったのか、一度しか着なかったようです。 私がクリムト着物と呼んでるこの昭和レトロ着物、好きではないのに母に無理矢理持たされてロンドンまで運んだわけですが、60年間の長きに渡って私ら母娘の手元にあるのもなにかの縁ですから、たまには着てあげましょう。夜に黒い着物は映えませんが昼間の外出は良い機会ですしね。6年ぶり3度目。
金銀赤の市松柄の帯は私が小学生の時からお琴の演奏会でよく使ったもので、これには思い入れがあります。 裏表で柄の大きさの違うリバーシブル帯ですが、今日は前と後ろで両方出してみました。流行に左右されない古典的且つモダンな市松は良いですね。