<25th Feb Sun>
冬季五輪が終わりましたね。時差や外出の関係で競技はほとんど生中継では観られませんでしたが、閉会式はライブで観ることができました。 昨日折角ライブで観た女子カーリング3位決定戦はイギリスが日本に負けてしまったけど・・・(どうしてもイギリスを応援してしまう)。スコットランド発祥のカーリングをお家芸に出来なくてがっかりしてるイギリスですが、今回はこれまでの冬季五輪でもっともメダル数が多くて一応成功との認識。たった5個ですけど(金1個と同4個)、スキー場もないしスケートリンクも少ないから仕方ないわね。
クマのプーさんが注目を浴びたのは嬉しかったです。羽生君、ありがとう。
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2月22日、ハックニー・エンパイアでEnglish Touring Opera(→こちら)のコンサートがありました。
ハックニーは場末な上に不便という印象ですが、ザ・シティからは近くて、Liverpool Street駅から数分で到着。
時々来てるHackney Empireはかつての労働者階級の娯楽場であったミュージック・ホールなんですが、ゴージャスで結構好きです。
労働者が現実を忘れて夢の世界に浸れるように、天井にはキラキラきらめく夜空の星
ここに来るのはいつもEnglish Touring Operaの公演ですが、この日はFireworks - An evening of Rossini’s greatest arias銘打ったコンサート(→こちら)で、ロッシーニの派手なアリアをずらっと並べて、ソプラノ、メゾソプラノ、テノール二人の四人が歌いまくってくれました。 低音歌手には興味のない私には無駄がなくて幸いだったし、ROHに出るくらいの人がほとんどという悪くない顔ぶれでしたよ。
Elena Xanthoudakis ソプラノ
Catherine Carby メゾソプラノ
Luciano Botelho テノール
John-Colyn Gyeantey テノール
エレーナ・ザンソダキスはROHに何度も出てる美人ソプラノで、いつも上手ですが、特に「夢遊病の女」はヒロインより良かったし(→こちら)、テノールのルチアーノ・ボテルホに至っては、ROHのセヴィリアの理髪師で伯爵役までやったテノール(→こちら)。
オーストラリア人メゾのキャサリン・カービーも、覚えてないけどROH「カルメル派修道女の対話」に出てました(→こちら)。
唯一まだROHには達してないと思われる黒人テノールのJohn-Colyn Gyeantey、最初は貧しい声で足を引っ張ったけど、ぐんぐん良くなって、黒人特有の個性ある声が心地良く響きました。
6つのオペラ(オテロ、湖上の美女、ウィリアム・テル、エリアベッタ、Ermione、Maometto II)からの抜粋でしたが、お馴染みじゃない曲ばかりだったのも新鮮で、ロッシーニらしい華やかなアリアばかり、まさに花火のようにパチパチと派手に盛り上がりました。
これを最前列ど真ん中で20ポンドちょっとだったのは凄くお得な気分。来週金曜に又行きます(プッチーニの外套とジャンニ・スキッキ→こちら)。
去年の秋のジュリオ・チェーザレ(→こちら)も良かったし、ETOにはこれからも行こうと思った矢先、秋のシーズンが発売されてるのを発見。 誰よりも先に買いました(ヘンデルのラダミスト→こちらとDido & Aeneas含むトリプル・ビル→こちら)。誰が出るのか書いてないですが、そう下手な歌手は出さないだろうと信用してます。いつも経費節約プロダクションだけど、変に崩さずに作品自体を生かそうという姿勢にも好感が持てますし、お勧めです。