<15th Mar Thus>
オランダから遠征で我が家に3泊なさったレイネさんと盛沢山の3日間が終わり、ネタが溜まったので駆け足でアップしますが、まずはカルメン。
--------------------------------------
3月12日は、3度目のカルメン
最初から横上からリハーサル(→こちら)、2度目は舞台横から(→こちら)観ましたが、高さもあるこのプロダクション、今回は真正面から見切れることなく全体像が初めてわかりました。やっぱり好きにはなれないけど・・。
Music Georges Bizet
Libretto Henri Meilhac and Ludovic Halévy
Director Barrie Kosky
Designer Katrin Lea Tag
Lighting designer Joachim Klein
Choreographer Otto Pichler
Conductor Christopher Willis
Carmen Gaëlle Arquez
Don José Andrea Carè
Escamillo Alexey Markov
Micaëla Susanna Hurrell
Zuniga David Shipley
Frasquita Haegee Lee
Mercédès Adèle Charvet
Dancaïro Pierre Doyen
Remendado Jean-Paul Fouchécourt
Moralès Dominic Sedgwick
Bキャストながら、カルメン役のガレ・アルケズは◎。若いスペイン人メゾで、バロックを歌うことが多いようですが、深みのある声と立派な声量と女性らしい体つき。全ての面でAキャストのロシア嬢よりずっと良かったです。 彼女が聴けただけでも、結構長いのに立ってた甲斐がありました
ドン・ホセはX。アンドレア・カレはナブッコで聴いたことがあるので期待度は低かったですが、高音が抜けずに詰まった感じの歌唱は魅力なし。せめて芝居にもうちょっと熱入れて下さいよね
闘牛士は△。声量もままあで丁寧な歌唱は良いのですが、ルックスが地味でおじさん過ぎ。他のオペラの脇役で光るバリトンでしょう。Aチームのコスタス君と総合ではトントン。
ミカエラはほっそり可憐な容姿でイメージぴったり。歌はおそらくAチームのミカエラの方が上手だけど、こちらも総合点では同等。
ということで、主役4人に関しては2チームでベストを選ぶとすると、Bチームのカルメン、Aチームのドン・ホセ(メリ)、闘牛士はAチームのルックスにBチームの歌、ミカエラはAチームの歌とBチームのルックス、でしょうか。