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Channel: 着物でオペラ in ロンドン
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サロメにこじつけた着物

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<4th June Sun>

昨日の水上パレードではあんなに元気だった90歳のフィリップ殿下じいちゃんがなんと入院叫び

bladder infectionって膀胱炎でしょうか? 大したことはないらしいですが、今日のバッキンガム宮殿のコンサートは欠席。大事を取って2、3日安静ということで、明日のダイアモンド・ジュビリー祝い最後のイベントであるセント・ポール寺院のサービスとバッキンガム宮殿までのパレードも欠席なのはあまりにも残念。

今夜のバッキンガム宮殿のコンサート、お天気に恵まれてやれやれ。今日もまた雨だったら、「ほれみー、ロンドン、雨ばっかりだがね」、と名古屋の人には言われちゃいそうもんね。

コンサートは、仕方ないでしょうが、年食った歌手が多かったですね。皆さん貫禄はあったけど、マッカートニー、エルトン・ジョン、クリフ・リチャード、シャーリー・バッシー、スティーヴィ・ワンダー等のベテランの中で全盛期の歌唱力を立派に保ってるのはトム・ジョーンズだけだったと思いませんか?

オペラ界の代表はルネ・フレミング。彼女が誰だか知ってる人はあそこにはほとんどいなかったでしょうけど、知名度は抜群でもオペラ歌手とは名ばかりのキャサリン・ジェンキンスでなくてよかった。 テノールはアルフィ・ボウってのがナンでしたが、なるべくイギリス人でと思うと仕方ないかな・・。ボストリッジ博士は嫌がるだろうし・・。

ジュビリー以外のことを書くタイミングを逸してしまい、そろそろ焦ってるので、今日は手短に着物記事を。

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5月31日、ROHにリヒャルト・シュトラウスのオペラ「サロメ」を着物で観に行きました。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

私とは別世界のゴージャスなブログ仲間のかおりさん(→こちら )とご一緒しましたが、お会いするのははじめてでも、お互いのブログで人となりはわかっているのですぐ打ち解れるのいいですね。


    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)



London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
サロメにこじつけてbloodがテーマの今日のいでたち。預言者ヨカナーンの首をちょん切って、サロメが血だらけになるので。


でも、珍しい風通織りのこの着物、裏を見せないと真っ赤なのがわからないので、ほとんど意味ないでしょうね。なので、ここで着物の裾まくっちゃいます。


因みに、飛び絞りの帯揚げも飛び散った血のつもりですので。

そして、朱色と金の帯はメラメラと燃えさかるサロメの想いってとこかしら。

まだ5月なのに紗を着るなんて、季節感にこだわる日本ではあり得ないでしょうが、今日はそんなわけで、妙なテーマにこだわったがためですので、勘弁して下さいませ。

さて、


この日は、日本からサロメを観にいらしたもう一人のブログ仲間のstarboardさん(→こちら )と終演後にステージドアで待ち合わせたのですが、starboardさんはサロメの義父役を歌うStig Andersenの大ファンであちこち追っかけなさってるので、今日も彼女が楽屋まで入れてもらえるように彼が手配してくれてたんです。


で、なんとラッキーにも私もくっついて入れたんですね、これがアップ
London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


しかも、初日だったので、出演者が集まってドリンクしてた所に潜入し、図々しくシャンペンまで頂いちゃいました。


しかし、一番奥のそんなに広くない部屋はパッパーノ大将の部屋らしいんですが、関係者ばかりのところに部外者でしかも着物の日本人二人はあまりにも妙な存在であり、おまけに狭くて暗いスペースに20、30人ひしめきあってたので、とても写真を撮れる雰囲気ではありませんでした。

     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)



London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
なので、サロメを大熱演したアンゲラ・デノケとも少し話しはできたのですが、残念ながら写真は撮れず。


かろうじて、廊下に出てた人とのツーショットはものにしました。上写真は、左が今シーズンからdirector of operaに就任したカスパー・ホルテンとstarboardさん、右がstarboardさん憧れのテノールStig Andersen。


ちゃんとジャケット着てる人がほとんどの中でえらくカジュアルなシャツ姿はほんのちょい役のテノール、ティモシー・ロビンソン。私は前から彼が好きなので、一緒に写真撮って~、と頼んだら、このオペラではほんのちょい役の彼は「えっ、僕なんかでいいの?」とびっくりした様子。彼くらいのマイナーな歌手を追いかけるのが、楽屋ご招待への近道かもね。


ラブラブというわけで、思いがけない幸運に興奮してドキドキした夜でした。


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