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ユジャワンのピアノリサイタル @バービカン

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<9th June Sat>

忙しい週は昨夜のシャンペン飲み放題イベントで〆るという幸せな一週間でしたが、まだ終わらなくて、今日も明日もROH。その前にハイライトとも言えるユジャワンの様子を。

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6月5日はバービカンでYuja Wangのリサイタル。1年半前近く前にかぶりつきを買ってから、おそらくトーチャンの方が(ビジュアル面で)楽しみにしてたと思いますが、31歳のユジャ、これまで何回か聴いた中で、いや他のピアニストも含めたピアノリサイタル全部の中でもベストかもしれない程の素晴らしさでした。 The Timesは5ツ星(→こちら)。

 

アンコール(順不同): 

Mendelssohn Song without Words, Op. 67 No. 2

Bizet/Horowitz Carmen Fantasy 

Prokofiev Toccata 

Schubert/Liszt Gretchen am Spinnrade

Rachmaninov Vocalise

ショパンのワルツ

あと一曲はおそらくLigeti

 

   

 

 

 

最初のラフマニノフはまだ乗ってなかったのかイマイチという印象でしたが、どんどん良くなって、電子音符を置いてのリゲッティのエチュードには鳥肌が立ち、他にも華麗なプレイがほとばしり、超技巧面では、この日のユジャはキーシンを超えたとすら思いました。、鍵盤は見えないけど下から手はばっちり見えるかぶりつきで聴けたのはラッキー(しかも値段が安い)。

ド派手な衣装からキワモノと思って敬遠する方もいらっしゃるでしょうが、こんな天才、聴かなくちゃ損ですよ。月日はロイヤルフェスティバルホールでヴァイアリンのカヴァコスと共演です(→こちら)。

 

後半はプロコフィエフだけだから早く終わっちゃうのかなと思ったら、なんとアンコールを7曲も弾いてくれて、強く優しくヴァラエティに富んだ選曲で大いに盛り上がり、総立ちオベーション。 全部良かったのですが、特にホロヴィッツ編曲のカルメンとリスト編曲のシューベルトの歌曲が好きでした。

彼女はいつも曲の後にそっけないのですが、最初は不機嫌そうな顔だったのに段々笑顔になり、ちっともじっとしてないのでカーテンコール写真が難しいのですが(しかも私は下から見上げる席し)、後半のミニワンピ中心に200枚も撮った甲斐あって、そこそこの成果が得られました。

 

先回のバービカンでのリサイタルは→こちらですが、かぶりつきの切符代がその時は15ポンド、今回は35ポンドと、人気に応じて上昇。次はキーシン並になるかも? 


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