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Channel: 着物でオペラ in ロンドン
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ロッシーニ・オペラ・フェスティバルの会場はスポーツアリーナの中の一部

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<28th Aug Tue>

今日からムスメは北アイルランドのベルファストに出稼ぎ。ベルファストは3度目なので安心だし、近いのでちょくちょく戻ってくるようです。 

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カメラ小さい写真はクリックで拡大します。

 

8月19日から3泊したロッシーニ・オペラ・フェスティバル、20日に大スターであるフローレス王子が出た感激のリッチャルドとゾライデについては感想書きましたが(→こちら)、どういう所でパフォーマンスしたのかと言うと、これがなんと体育館。

アドリアティック・アレーナAdriatic Arenaは、ペーザロの中心3箇所巡回の無料シャトルバスで数分の郊外にありますが、小さな街なのにこんな巨大がスポーツ施設があるとは。

  

3つ観たうち、人気歌手が出る「リッチャルドとゾライデ」と、超お馴染みの「セヴィリアの理髪師」がここで上演されました。 たくさん切符売れるでしょうからね。アリーナは理想的とは言えないけど、街の中心のオペラハウスは小さ過ぎるので、苦肉の策で仕方ないでしょうね。

 

 

    

 

    

外と中にドリンクと軽食できるスペースがありますが、暑いし、カジュアルな場所だし、他の音楽祭と比べるとお洒落度はうんと劣ります。

  

冷房はほどほどで、寒がりの私でもこの上に薄いカーディガンを羽織っただけで大丈夫でした。

 

    

 

巨大なアリーナですが、オペラに使うのはほんの一部で、真ん中の四方を囲った箱の中でやるのです。上の写真で右がその箱。

 

客席は約1,200。 3つのカテゴリーで、一番後ろの青いエリアは自由席でおそらく当日券。

私たちがリッチャルドとゾライデを観たのはカテゴリーB(100ユーロ)で前から13列目で、ほぼ真ん中。一番隅っこでしたけど、前は通路だったので楽だったし、写真を撮るために横のスペースに立てたのも便利でした。 

 

全体に床が少し傾斜してるのかな? でも、前の人の頭はちょっと邪魔でした。 

平土間だけなので、客席数が少ない割にはだだっ広いスペースで、真ん中あたりでも音はちゃんと聞えましたが、舞台セットが二階建てだったフィガロの結婚では、二階で歌うと天井に跳ね返るのでしょう、すごくよく聞えました。

 

一番後ろからの眺め。一番後ろの青カテゴリー自由席だけはより傾斜があるので、視覚的にはここがベストでしょう。

  

オーケストラをぐるっと囲むせり出し部分に時々歌手が出てきて歌ってくれました。

最前列に座れたら最高ですが、切符の申し込み時に席は指定できずカテゴリーだけ選ぶので、普通では無理でしょう。

 

字幕はイタリア語だけですが、スマホで(おそらく複数言語の)字幕が読めるアプリがあり、隣の人も使ってましたが、黒い画面なので隣の他の人には邪魔にはならないけど、あまりに字が小さくて読み辛いのでしょう、すぐにギブアップ。 他にもそういう人が多かったです。 明らかに使い勝手が悪そうですから、舞台の上に英語でも出すべきでは?

 

もう一箇所は伝統的な美しいオペラハウスでしたが、こことは全く違う雰囲気で、変化が楽しめてよかったです。


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