8月のペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティバルの帰りに寄ったボローニャは観光もしっかりしましたが、し過ぎて写真がどっさり。そこから選んで観光編もアップする予定ではありますが、そんな余裕はないかもしれません。 しかし、一般的なボローニャ観光はなにも私がやらなくても他の方がたくさん書いてらっしゃるでしょうが、オペラハウスについては、どうしてもちょっと言いたいです
本当はボローニャにはオペラ遠征も兼ねて行きたかったのですが、今回観光が実現してしまったので、余程のことがない限り再び行くことはないでしょう。だってね、なんかガッカリしちゃったんですよ
中世の趣を残すボローニャは立派な建物が立ち並ぶ麗しい街なんですが、ボローニャ歌劇場Il Teatro Communale di Bologna(→こちら)は中心からちょっと外れただけなのに(歩いて10分くらい)、なんか急に、貧民街とまでは言いませんが、がくっと手入れが行き届かなくて打ち捨てられてる雰囲気なんですよ。普通、オペラハウスは一等地にあるのに、悲しい発見・・。
装飾の美しい回廊が延々と続くボローニャですが、歌劇場の回廊は素っ気無いほどすっきり。
いや、まだこれはシンプル過ぎても一応きれいに保たれてるからまだいいのですが、すぐ隣の建物の回廊は悲惨 ↓
壁もビロビロと剥がれてて・・
中には入れませんでしたが、写真で見る限り典型的な馬蹄形の壮麗な歌劇場ですけどね(→こちら)。
ま、大事なのはパフォーマンスであって、良い歌手が出てくれれば文句ないわけですが、大スターは期待できなくても知名度そこそこの人は出てます。
例えば、11月の連隊の娘のトニオはロッシーニ・フェスティバルでセヴィリアの理髪師(→こちら)での伯爵だったたマクシム・ミロノフ(→連隊)、そして12月のドン・ジョバンニのドン・オッタヴィオは2年前ザルツブルグ(→こちら)ででもこの役だったパオロ・フィナーレ(→ドンジョ)。 どちらも上手でルックスも良く気に入ったテノール君です(パオロ君は来年2月のROHのコジ・ファン・トゥッテが楽しみ)。
サイトはイタリア語だけなので、詳しくはわかりませんが、貼ってあったポスターによると、来年の演目はトロバトーレ、サロメ、セヴィリアの理髪師、リゴレット、トラヴィアータ、トゥーランドット、Sweeny Todd、フィデリオ、カヴェレリア・ルスティカーナ/道化師とわかりやすいのが多い品揃えですね。
ボローニャ歌劇は来日公演でお馴染みでしょうが、来年6月にセヴィリアの理髪師とリゴレットで又日本に行くとポスターの隅っこに書いてありますよ。 日本に行く時はスター歌手を揃えるくれるんでしょうね、きっと。
というわけで、ボローニャで唯一の失望がこのオペラハウス周辺エリアと外観でした