<9th Nov Fri>
昨日は午前中の仕事と夜のバレエ鑑賞の間に久し振りのテート・ブリテンへ。バレエの前にROH近くのジムで水泳もして、実に充実した一日でした(バヤデールのムンタ君、素敵だったし)。ロンドンには博物館、美術館があり過ぎて、いつか行こうと思ってるうちに終わってしまうことがしょっちゅうですが、折角入場料が割引になるNational Art Passも使わなきゃ勿体無いし、これからはどんどん行くつもり(注:常設展は無料)。
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「バーン=ジョーンズ、すごく良かったよ」、とトーチャンに言ったら、ムスメの猫の世話で2ケ月近く拘束されてなにも出来なかった反動か、彼も早速今日行ったのですが、そんなに感動しなかったようです。バーン=ジョーンズの耽美なアートは男性にはあまり受けないかもしれないですね。そう言えば、昨日も客は中年以上の女性が多かったし。
Sir Edward Coley Burne-Jones (1833-1898)(→こちら)は、ラファエル前派と密接な関係を持ち、ウィリアム・モリスとも親しかったイギリスとっては重要な人物で、絵画だけでなく、ステンド・グラス、鉛筆画、タペストリー等、画材の種類も豊富で、私はとても楽しめました。
あちこちから集めた中には個人所有の作品もたくさんあり、作曲家のアンドリュー・ロイド・ウェバーも数点貸し出してるようです。彼はうんと若い時から(たしか十代)この時代の埋もれた絵画を蒐集し、値上がったところで売って稼いだお金をミュージカルの軍資金にしたというのは有名な話。バーン=ジョーンズが特に好きだったそうですから、今私たちがキャッツやオペラ座の怪人を楽しめるのはバーン=ジョーンズのおかげかもですよ。来年2月24日までやってます(→こちら)。
写真OKなので気に入ったのを撮ってみましたが、暗いせいかほとんどはボケてますが、雰囲気はわかって頂けるかと。
大きなタペストリー2点
↑↓ 壁の4面に飾られた「眠れる森の美女」
デッサンを見たのは初めてでしたが、おデブさん「受胎告知」、忘れられません
彼はステンドグラスにも熱心だったそうで(この展示には少ししかなかったけど)、実は実際に本来の姿で11月1日に見たのでした。Sloane StreetにあるHoly Trinity(→こちら)。 コンサートで度々行くカドガン・ホールのすぐ近くにこんな美しくて重要な教会があるとは知りませんでした。