<8th Sept Sun>
日本は台風で大変そうですね。 あれこれ問題の多い最近のイギリスですが、天災がないのだけはありがたいことです。 天気は良くても朝晩は冷え込むので、寒がりの私はスカーフやキルティングのジャケットを着用してます。
この三日間は久し振りの楽しい音楽三昧でしたが、それはまたあらためて書くとして、ちょっと前のムスメとのお出掛けについて。
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ムスメは4月にブダペストから戻ってから思い切りのんびりしてて、その間は一緒にちょくちょく映画に行ったりできましたが、やっと次の仕事が見つかって、9月早々出稼ぎに行きました。ダブリンから南西に200キロ、アイルランド共和国で3番目に大きいリムリックLimerickという町です。地味な科学系のTV番組のようで、滞在期間は未定ですが、おそらく3ケ月から6ケ月の間。
近いので週末に時々戻ってくると言ってますが、11月の彼女の誕生日まで会えないみたいなので、その前に親子三人で過ごそうと、特に観たい映画もなかったので、8月28日、私は会社を休んで、ケンジントン・パレスに行きました。
まず、ジャパン・ハウスの安野光雅展(→こちら)。 現在93歳の絵本作家の安野さんのことを私は知りませんでしたが、色んな画法で変化に富んで素晴らしかったです。 美しい切り絵もあったし。ランチ前の時間潰しでちょっと寄っただけでしたが、ギャラリーの真ん中に絵本がたくさん置いてあって自由に手に取って見られるので、もう一度行ってゆっくり拝見するつもり。日本大使館でも違うシリーズが展示されてるので、そっちも行かねば(→こちら)。
祇園祭。
ランチは、ジャパン・ハウスから歩いてすぐのロイヤル・ガーデン・ホテルの10階にあるチャイニーズ・レストランMin Jiang(→こちら)。
明るい店内とそこそこの高級感。お茶だけでも出来そうですね。
ケンジントン・パークを見下ろす窓からの眺めが最高。
遠くに、ロンドン・アイ、シャード、シティも。
選ぶのが面倒だったので、30ポンドのセット・ランチ2人分とアラカルト数品にしてみましたが、ここは飲茶の方が美味しいと思います。
ケンジントン宮殿Kensington Palace(→こちら)。
この3日後が故ダイアナ妃の命日だったのですが、きっとその日は皆さんがここにお花が供えたんでしょうね。22年前にここに来た時の異様な様子は忘れられません。人がたくさんいたのに凄く静かで、聞えるのはすすり泣きだけ・・。
ダイアナさんの人気は衰えず、2年前に彼女の衣装展に来た時は長蛇の列だったっけ(→こちら)。
今年はヴィクトリア女王(とアルバート公も)の生誕二百年記念で、特別展もやってるのですが、ダイアナ妃衣装展と比べたら地味なので、すぐに入れました(私とトーチャンはアート・パスで無料)。
向こうに見えるグレーの建物がさっきランチしたロイヤル・ガーデン・ホテル。
ムスメは初めてだったので、一通り見物しました。
実は私はアルバート公の大ファン。彼のおかげで王室が存続できたようなものですよ。42歳で早死したのが残念でたまりません。
多才なアルバート公、このエメラルドとダイアモンドのセットも彼のデザイン
それにしても、若い頃はこんなにほっそりしてたヴィクトリア女王、年を取ったらまん丸なおデブさんですが、なにもコルセットで締め付けて病的に細い息子の嫁アレクサンドラと並べなくてもいいのにね。 真ん中はシンプソン夫人のために王位を捨てた後のエドワード8世のセーラー服。
トイレに通じるダイアナ妃の壁紙。ふくれっ面も。
夕食は我が家で。ムスメの夏休みの写真見せてもらったりして(ギリシャで初めて海水浴)、まったり過ごし、楽しい一日でした。