<15th Sept Sun>
昨夜のプロムスのlast nightのつまらなかったこと。トリがアメリカ人の肥満メゾ、ジェイミー・バートンって、なにそれ・・。午後にハイドパークでやったプロムス・ポップス版の方が、ガラガラ声になったとは言えまだまだたっぷり聞応えあったバリー・マニロウ(老けた姿は見たくないのでラジオでよかった)とか出て、ずっと良かった。唯一クラシック畑から出てたほっそりとラブリーなソプラノのアイーダ・ガリフリーナを夜のアルバート・ホールに出せば華やかでまだましだったでしょうに。
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長い夏休みが終わり、明日いよいよROHのオペラ新シーズンがオープンし、今月だけでもドン・ジョヴァンニ、ウェルテル、アグリッピーナと続々と始まります
14日にリハーサルを観に行ったマスネのウェルテル(→こちら)、少なくともあと2回行くので、以前の歌手との比較とかはもう少し後にして、今日は取り急ぎ写真中心に主役二人についてちょっとだけ。写真はストールサークルの両側からトーチャンと二人で撮りました。
ペルー人テノールのホァン・ディエゴ・フローレスには、美しく甘いアリアがたくさんあるとは言え、他に歌えるテノールがわんさかいるこんなありきたりの役ではなく、彼にしか出来ない軽やかなロッシーニとかやって欲しいと思ってるし(去年ペーザロで聴いて、まだまだ彼はその手の王者であることはよくわかった)、若くて傲慢なストーカー男ならキャラとして前回のグリゴーロに敵うわけないのに・・、とそんなに楽しみでもなかったんですが、声量はそりゃグリゴーロと比べたらうんと劣るけど、こまやかな歌と演技で彼らしい品のあるウェルテルを作り上げてくれて、さすが
シャーロット役はROHデビューのイサベル・レナード。 アメリカ人でNYメトで良い役たくさんやってる彼女がやっとロンドンに来てくれて嬉しいです。 メトのライブをラジオで何度も聴いて、特にどうってことなかったけど、生だととても素敵。華やかな美人だし、しっとりした雰囲気が魅力的。大柄なのでフローレスが貧弱に見えるのがナンだけど、これから何度か聴けるのが楽しみ。フローレスとのケミストリーも段々良くなるかもしれないしね
Music Jules Massenet
Libretto Édouard Blau and Paul Milliet
Director Benoît Jacquot
Set designer Charles Edwards
Costume designer Christian Gasc
Lighting designer Charles Edwards
Conductor Edward Gardner
Werther Juan Diego Flórez
Albert Jacques Imbrailo
Charlotte Isabel Leonard
Sophie Heather Engebretson
The Bailli Alastair Miles
Schmidt Vincent Ordonneau
Johann Michael Mofidian
Käthchen Stephanie Wake-Edwardsx
Brühlmann ByeongMin Gil