<24th Nov Sun>
枚数が多いので写真は縮小版ですが、クリックで拡大します。
昨日は、我が家にお泊り頂いたアフリカ在住のS子さんと着物でお出掛けしました。
2年前にお嬢さんの宝石セレモニーに母娘さんで私の着物を着て頂いてのですが(→こちら)、今回スコットランドの大学に在学中のお嬢さんを尋ねるついでにロンドンにも寄って、「ロンドンの名所で着物で写真を撮りたい」と仰って下さったのです。
寒いしお天気がいまいちだったので、ほとんど屋内になってしまったのは申し訳なかったですが、期待してなかった所にも入れたし(着物の威力かも)、予想以上にゴージャスな経験になったのでした。
何枚かの候補の中からお選びになった優しい感じの小花の小紋には薄いベージュの孔雀の帯がぴったり。
私は無地に黒地の帯でバランスを取って。
ベーカーストリートと言えばシャーロックホームズですが、そこで乗り換えてチェアリングクロス駅まで行くとトラファルガー広場。
今年からクリスマス・マーケットが始まったと聞いていたので、広場中全部かと思ったらそうではなくて、ナショナルギャラリーの前にお店が何軒が並んでただけ。
まずはランチまでの時間潰しにナショナル・ポートレート・ギャラリーへ。ヘンリー8世の3番目の妻ジェーン・シーモアと夭折したエドワード6世(「王子と乞食」のモデル)という薄幸母子の絵の前で。
ここは空いてるのがいいわ。後でナショナル・ギャラリーの人気部門に行ったら押すな押すなでしたからね。
今日のランチは、最上階にあるポートレート・レストランで遅めのランチ。
ビッグベンは修復中でカバーされてますけど、ネルソン提督像やナショナルギャラリーのドームが見えるのが売り物。
幸い窓際の特等席。3コースで33ポンドのセット・メニュにしましょう。グラスワインも一杯づつ。
いわゆる飾りが一杯のキラキラ皿ではなく、すっきりとイギリスらしい盛り付けですが、味はたしか。
メインは雉(キジ)。
食事後、すぐ隣のナショナル・ギャラリーに行きましたが、本館の印象派部門とかすごく混んでて疲れたし、お目当てのモネが貸出中だったのでがっかり。絶対空いてる新館の宗教絵画のスペースで少し休んでから、次の場所に行きましょう。小雨模様ですが、クリスマス・マーケットも灯りがともって良い雰囲気に。
コベントガーデンのクリスマスツリは毎年同じだけど、チカチカと一応綺麗。
着物写真で一番映えるのはなんと言ってもロイヤルオペラハウス。前の晩に二人で洋服で「魔笛」を観に来たばかりなんですけどね。
しまった、私の白い飛び絞りの帯揚げはすっかりめり込んでしまってる・・。
オペラとバレエのポスターの青のコーナーに置いてある赤いベンチは私がよく座ってたストールサークルにあったものだわ。お世話になりました。
最後は歩いてすぐのサボイ・ホテル。今年のクリスマスはLegoシリーズって、高級イメージが壊れるんですけど・・。
ここは私の一番のお気に入りの場所で、この辺りで食事した後の二次会でよく使いますが(夜はガラガラ)、今日は6時くらいでまだアフタヌーンティーしてるだろうから座れないかもと期待してなかったけど、幸いゆったりとしたテーブルに案内されました。
アフタヌーン・ティーは高いので一度もしたことないのですが、お茶だけならうんとリーズナブルだし(お酒もあります)、レベルの高いエンターテインメントも付いてて、勧めの穴場です。アフタヌーンティーの前後にどうぞ。
2時間くらいお喋りしてたら、夜の雰囲気になってロマンチックだこと。
綺麗なおねえさんがたくさん歌ってくれました。
数万個のレゴで出来たオートバイと恐竜はなかなかのスケールで、さすがサボイ。サンタさんも可愛い。
というわけで、着物だとそれだけで気分も浮き立つし、たくさんの人に褒めてもらったし、S子さんのロンドンで着物は大成功。
宝石関連のお仕事をなさりながらエキゾチックないつくかの国に住み(今はなんとアフリカ)、視野が広くて優雅だけどタフで眩しい存在のS子さんとお知り合いになれたのもブログのおかげと感謝。
あ、そう言えば、これが今年40回目の着物お出掛けで(まとめは→こちら)、目標達成。