<2nd Nov Mon>
ウィリアム王子が今になって「実はコロナに感染してました。心配掛けたくなかったので内緒にしときましたが」、と言い出してびっくり。チャールズ皇太子やボリス首相と同じ頃だったらしいのですが、国民にコロナの恐ろしさを伝えるためにも発表すべきだったと思う反面、もし女王様もご存知なかったとしたら(そうあって欲しい)、それは秘密にして正解だったと思います。私だって、リアルタイムで知ってハラハラするのは精神衛生上よろしくなかったし。
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昨夜、バービカンのコンサートに行きました。日曜日の夜8時スタートで、トーチャンは暗い中を出掛けるのはコロナ発生以来初めて。
これは別の日に近くのジムに行った時に撮った写真。バービカンは複合施設で、左の白いビルがコンサートホール/劇場/レストラン/図書館、向かいはフラット。音楽学校も隣接。
昨夜のコンサート直前。300人に制限されてたので静か。
私の席からの眺め。サークルという真ん中のレベルですが、ここに座ったことはほとんどなし。1週間前に買ったので舞台近くの席は売り切れだったのですが、値段は16ポンドと良心的。
私がいつも座るかぶりつき席セクションは座らせてもらえないようです。
赤いマークの席だけ売ってましたが、一列ごとにしか売らないのがベストとは思えず。通路沿いの席に早くから座ってた私たちの前を何人かが至近距離で乗り越えていきましたもん。
Ian Bostridge tenor
Dame Sarah Connolly mezzo-soprano
Julius Drake piano
Carducci Quartet
Ralph Vaughan Williams On Wenlock Edge
1 ‘On Wenlock Edge’
2 ‘From far, from eve and morning’
3 ‘Is my team ploughing?’
4 ‘Oh, when I was in love with you’
5 ‘Bredon Hill’
6 ‘Clun’
Ernest Chausson Poème de l’amour et de la mer (arr Franck Villard)
1 ‘La fleur des eaux’ (The flower of the waters)
2 Interlude
3 ‘La mort de l’Amour’ (The death of Love)
有料でオンラインストリームもしてたからでしょう、BBCテレビによく出る有名人であるケイティ・ダラムが司会者。
イアン・ボストリッジ、サラ・コノリー、ジュリアス・ドレイクにインタビューするという形で曲の説明とか結構してくれた上、字幕も見やすい位置だったのは良かったですが、弦楽四重奏はきれいに聞こえたものの、肝心の歌は妙にエコーして、なんだかなあ・・。
私はやっぱり目の前でストレートに飛んでくる音でないと生で聴いたという実感が沸きません。まるでウィグモア・ホールのような地味だけど知的なプログラムと、病から立ち直ったイギリスが誇る二人のベテラン歌手(サラ様は癌、イアン博士は心臓弁膜手術)の一流のパフォーマンスだったとは思うのですが、生で聴く喜びを感じることはできませんでした。ずっとマスク着用というのも不快な上、双眼鏡で見ようとすると蒸気で曇るし・・。
でも、コロナ以来初めての生コンサートに再ロックダウン直前に行けて感慨深かったし、かぶりつき席で音楽を全身に浴びて感激した多くのコンサートを思い出し、早くそういう時が戻ってきますようにと祈ったことでした。
イアン博士は前半のヴォーン・ウィリアムスを英語で。遠くからでも元気な姿を見られて、ファンとしては嬉しかったです。又シワが増えてたけど。
Dameの称号を持つサラ様は後半のショーソンをフランス語で。
アンコールにフォーレをデュエットで。