<16th Jun Wed>
昨夜は暑苦してよく眠れず。この暑さもそろそろ終りらしいのは楽になって嬉しい反面、明日からコロナ以来初めての泊りがけ旅行なのに、天気が崩れるのは残念。
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6月14日にホランド・パーク・オペラの一回目に行った時の会場の様子はこちら↓
例年よりは席がうんと少なくて(三分の一くらい?)、不揃いの椅子が間隔空けて並べてあり、クッションがカラフル。私たちの席は最後列。それぞれのオペラの公演回数は例年よりも多いですが、去年はやらなかったので切符争奪が激しくて、一般販売と同時に狙ったけど、ほとんど残ってませんでした。
このフィガロの結婚、買った時は気付かなかったのですが、今年は初めての試みとして、ヤング・アーチストだけのパフォーマンスが2回あり、たまたま狙った日がそれに該当。通りで安かったわけで、私たちの最後列は35ポンドでしたが、本チームだと72ポンド。毎年買ってる割安切符は今年は枚数が少な過ぎてゲット不可能。
事前にたまたまチェックしたフィガロ役のバリトンが凄くハンサムだったので楽しみにしてたのに、なんと降板。代役は本チームのフィガロであるRoss Ramgobinなのでありがたいと思わなくちゃいけないんですけど、バリトンには声的に惹かれない私にはルックスは大事なんですよね。
左から、庭師、マルチェリーナ、ドン・バジリオ、伯爵夫人、フィガロ、スザンナ、伯爵、ケルビーノ
左から、伯爵、ケルビーノ、ドン・バルトロ、バルバリーナ
ヤング・アーチストの公演はフィガロだけですが、2回のうちこれが初回。最初は緊張してたのか、なんかぱっとしない人がほとんどで、やっぱり本チームで既に何度もやってるフィガロが一番上手だと思ったのだけど、皆さん徐々に調子が出てきて対等になり、例えばバリトン比べだと、後半は伯爵の方がフィガロより良い声で聞き惚れたほど。女性はスザンナがイマイチだったのが残念だったけど、伯爵夫人は美声。
唯一のテノール君が歌も芝居も上手で、長身ハンサム。
ドン・バジリオと公証人の二役で、歌うところは少ないけどずっと出ずっぱりだったテノールのガイ・ウィザーズは将来有望だから、名前覚えておこう。ROHはなぜこういう人をヤング・アーチストに選ばないで、テノールはいつもクズばっかりなんだ
舞台セットも悪くなかったし(カーテンで隠れてる所はまともでクラシックな貴族の部屋)、衣装はご覧の通りモーツァルトの時代風。素材は高級じゃないけど、細かいところまで丁寧に出来てて素敵だし、やっぱりこういうまともなのが音楽にしっくり来るわよね。
良いテノールも発見したし、半額でなかなか素晴らしいパフォーマンスが観られてラッキーでした。こうやってフルに歌い演じさせてもらえるのは、席数が少ないから出来たのかもしれませんが、ヤング・アーチストには貴重な経験でしょう。
次は椿姫。その後、British Youth Operaで二つ観ますが、観てる間はマスク外してもいいのがすごく嬉しいです。