<21st Aug Sat>
イギリスのコロナは一日の新感染が3万人、死者が百人くらいでずっと横ばい。こないだ大いに沸いたEuro2020のサッカー場内での感染者は6千人程だったそうですが、恐れてた程ではなかったって事でしょうし、用心しながらもコロナと共に生きると決めたわけですから、規制がなくなってほぼ普通の生活が続く見込みで、来月から私も本格的にオペラとコンサート通いに復帰。
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8月16日(月)にリージェンツ・パーク野外劇場でミュージカルを観ました。開演前の公園散策は→こちら。
切符を買ったのはかなり前で、まだオペラハウス等の公演が秋からどうなるのかわからないけど何か生パフォーマンスを観たくて、野外なら安心度も高いだろうと思ったわけです。最初の売り出し直後に買った時は観客数限定の販売だったところ、規制が緩和されてフルキャパシティになり、休憩にトイレにすぐに行けるように通路の隣の席を買ってあったのに勝手に変えられて、長蛇の列のトイレは私は怒りましたが・・。トイレが少ない劇場は嫌いだ(その点、ROHは文句なし)。
カルーセルCarousel(回転木馬)は、サウンド・オブ・ミュージック、王様と私、南太平洋、オクラホマ等の人気ミュージカルの名コンビであるロジャーズ&ハマースタイン Richard Rodgers (1902–1979)/Oscar Hammerstein II (1895–1960)の1945年の作品で、ヒット曲はYou'll Never Walk Alone, If I loved You, June Is Busting' Out All Over。大昔に映画観たのに何も覚えてないですが、家庭内暴力が重要な要素のの暗い内容です。明るかったら、最大のヒットであるYou'll Never Walk Aloneで感動できませんしね。
回転木馬ので客引きだった男が仕事をクビになって文無しになってやさぐれ、妻を殴ったりするが、もうすぐ生まれる赤ん坊のためにお金が必要となり強盗を企むが失敗して自殺。16年後にあの世から一日だけ現世に戻れることになって成長した娘に会うが、彼女も殴ってしまう・・・。
明るい気分にはなれないし、経費削減でセットも衣装もカラフルじゃないしダンスも大したことないし勿論ちゃんとした回転木馬は出てこないのもこんなご時勢ですから仕方ないでしょう。
等々、全てが良かったわけではないけれど、15度くらいで冷えたけど幸いお天気が良かっただけでもラッキーでした(雨だったら中止でしょうね)。ミュージカルはオペラと違ってちゃんと役柄に合った人が演じるし、女性三人は歌がとても上手だったのは楽しめました。
今年は2演目だけで、カルーセルは7月31日から9月25日まで上演。
カフェ等は充分あり、緑が多く雰囲気もなかなか良いです。
私たちの席は後ろから3列目で37ポンド。舞台横の芝生スペースはもっと安いに違いない。
沈む夕陽を段々暗くなる中で観劇できるのもポイント。
真ん中の丸いのは回転します。
インターバルは既に真っ暗。
左から、Christina Modestou, Carly Bauden, Decland Bennet, Joanna Riding。ミュージカル界で有名なのかどうかは全くわかりませんが、女性たちの歌唱は素晴らしかった。
ロンドンはミュージカル天国でもあるわけですからもっと観たいですが、野外パフォーマンスはお天気等の不安材料が多いので、今後は評判が抜群に良いとかどうしても観たいのだけにしときます。