<2nd Sept Thus>
今日は着物で郊外の美味しいお店でランチしましたが、その前に、「えーっ、又ですか?」と言われてしまいそうなお屋敷巡りの写真を。ナショナル・トラスト訪問二回目です。
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8月31日、車で北へ一時間のWimpole Hallへ。2回行ったことありますが、最後に行ったのが21年前なのでなにも覚えておらず、なにを見ても感激。元伯爵家だったお屋敷は公開してる部屋も多く、定番のwalled gardenも一週間で3つ入った中でベストだし、農場や数種類の羊を放し飼いにしてる広いエリアや池もあり、充実のナショナル・トラスト訪問でした。写真が多過ぎるので今日は建物だけにしときますが、召使の部屋も公開されてて、ダウントンアビーでもお馴染みであろうupstairs downstairsの世界も垣間見ることが出来ます。
元は伯爵家の屋敷でしたが、ギャンブルで破産して売却。1940年代に買い取って最後の住人となったバンブリッジ夫人Mrs. Bambridgeという女性が、ノーベル賞作家だった父親のキップリング(ジャングル・ブックの作者でイギリスでは超有名→こちら)の遺産をつぎ込んで、売られた絵画なども買い戻しながら修復に努力。彼女の死後1976年にナショナル・トラストに寄付という経緯で今に残ってます。
厩(うまや)。今はショップとカフェ(カフェは閉鎖中)。
教会
バンブリッジ夫妻のお墓もあり。
お屋敷
1640年代の内戦時代に建てられて、両側にもう少し横まで建物があったそうです。
てっぺんの像の作者はケンジントン・ガーデンのアルバート公像と同じだそうです。
玄関ホール
階段には大理石の美青年像
コンサートも開かれたyellow drawing room
galleryはかつては3つの部屋だったのを壁をぶち抜いて一部屋にしたそうです。
saloonは天井とジョシュア・レイノルズのダイアナとキューピッドの絵画が素晴らしい
book room
book roomからlibraryへ
library バンブリッジ夫人が買い戻した高価な蔵書
south drawing room
ante roomにある有名なテーブル
dining room。ヴィクトリア女王夫妻もここで食事なさったので、彼女の肖像画が壁に。
朝食ルーム。最後は召使が3人しかいなかったバンブリッジ夫人は、隣のダイニングルームを簡易キッチンにして、ここで食事と取ってたそうです。
チャペル
召使コーナー
一番豪華なのがハウス・キーパー(女中頭)の部屋
荷物係の部屋には古いルイ・ヴィトンが3個。
後ろには幾何学ガーデン。周囲の広大な芝生の庭もこのあと歩きます。