<14th Sep Tue>
ニューヨークの有名なチャリティ・イベントであるMet Galaメットガラが昨日開かれ(→こちら)、ド派手なコスチュームを競う中、18歳のUSオープン・テニス優勝の18歳のエマちゃんは、ここでは普通の度肝を抜く衣装が間に合わなかったのでしょう、まとまなドレスで登場。中国語も話せるそうだし、学校の成績も良いエマちゃん、一杯楽しんでね。
共同ホストの大坂なおみさんは歌舞伎?スタイルで頑張った。
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9月10日、今年二度目のプロムスに行きました(→こちら)。
ご一緒したのは着物のA先生。7月に二人でフィデリオ・カフェにパヴェル君を聴きに行ったのに違うピアニストで凄くがっかりしたことがありましたが(→こちら)、今回リベンジが出来てご満悦。お勧めのパヴェル君を私もやっと聴くことができました。
バッハのゴールドベルク変奏曲を生で聴くのは初めてかも。真偽の程はともかく伯爵様の眠りを誘うために演奏されたというエピソードもあるくらいですから、余程上手に弾かないと退屈なんですもの。
パヴェル君がこの曲を弾くきっかけになったのはベルギーの女性舞踏家とのコラボで、来年サドラーズ劇場でやるかもしれないとのこと。
大きなホールにピアニスト一人だけ。この後お客がどんどん入って、立見アリーナも席もかなり埋まりました。
パヴェル君はシベリア出身の32歳で、今はロンドンをベースにしてると思いますが、期待通りの素晴らしい演奏でした。空気のように軽く自由で、時に力強く、ジャズっぽいところもあり、巨大なホールが彼の世界に。
舞台からはちょっと遠かったですが、斜め後ろから手の動きを双眼鏡でしっかり見たし、アリーナに立ってる人たちのうっとりした表情も見えて臨場感たっぷり。
後で録音を聴き、生とは全く違って聞こえたのも興味深く、演奏の良さがわかるのは録音の方ですが、生で聴けたのも嬉しくて、ダブルで大満足。
録音は→こちら。イギリス以外では聴けないのかな?
前日はドイツで昼夜二回コンサートをこなし、イギリスに到着したのはプロムス当日だったそうですよ。若さゆえのエネルギーって凄い。今年のプロムスには2回登場して一気にイギリスでの知名度も上がったわけで、切符が取り難くなったでしょうが、かぶりつきで聴けるコンサートがあれば絶対行きます。
数千人からやんやの喝采で、着席の観客も皆スタンディング・オベーション
アンコールはありませんでしたが、美しいバッハの余韻を残して終るのもいいものです。
幸せな足取りでハイドパークのアルバート公を拝みました。
ゴールドべルク変奏曲と言えば、来月10日にKings Placeで又聴きます(→こちら)。12月にバービカンでのランランのリサイタルもかぶりつきを買ってあるのですが(→こちら)、多分行かないので、ご希望の方にお譲りしますよ。