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Channel: 着物でオペラ in ロンドン
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Hartwell House (今はホテル)@フランス革命に関わるお屋敷

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<21st Sep Tue>

今週は今日だけ予定がなかったのですが、好天気に誘われてトーチャンとWhipsnade Zooへ。またどっさり写真が増えたじゃないの・・・。夜までお天気良くて、きれいなharvest moonが拝めました満月

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9月18日の土曜日、いつものようにPrimroseさんの運転で、ハートウェル・ハウスというお屋敷(今はホテル)にランチに行きました。

 

トーチャンと9月9日に行ったバッキンガムシャーのWaddesdon Manor(→こちら)の近くですが、 ここにはユニークな歴史があります。

フランス革命を逃れてヨーロッパをさまよった末に1807年イギリスに亡命し、その2年後にこの屋敷を借りて5年間、ルイ18世(ギロチンで処刑されたルイ16世の弟)が奥方とマリー・アントワネットの娘のマリー・テレーズ、140名のフランス人と共に住んでいたのです。ナポレオン失脚後にフランスに戻り、1824年に失意のうちに死去。ルイ18世やマリー・テレーズのことはよく知りませんでしたが、当時を彷彿とさせるこのお屋敷で、彼らのドラマチックな人生に思いを馳せました。

天皇皇后両陛下もお泊りになったそうで、美智子妃が弾かれたピアノもそのままあります。それに、ルイ18世に館を貸したリー家は後に南北戦争の南軍総司令官リー将軍を輩出した家柄で、日本とアメリカにも関わる凄いお屋敷だこと。

 

若作りにも程がある真っ赤な椿柄の単衣が目障りでしょうが、なるべく小さくしておきますので(クリックで拡大しますが)、我慢して下さい。尚、無地に見える帯は実が花柄が隠れるように締めました。帯留も椿よ。

  

17世紀初めの建物です。

  

 

  

売却されたロンドンにあるキュー・ブリッジの一部がここにあります。

Primroseさんは水色のワンピで、二人でカラフル。

 

 

  

 

  

前菜はハムのテリーヌ、メインは鯛seabrean。

ランチは、土日しかやってないのですが、コスパ抜群のリーズナブルさで、特に手が込んでるわけではないですが、素朴ながらちゃんと料理してあって好感持てるお料理でした。メインまででお腹が一杯になってしまったのでデザートは諦めて、外のテラスでお茶だけ頂くことに。

  

 

超有名造園師Capability Brownのお庭を背景に、理想的なお天気で最高のお茶。

テラスのある屋敷の裏側。

  

美智子様がお弾きになったのはこのピアノです。

   

 

  

ルイ18世夫婦の肖像が階段の上に。特にここがフランス風ですね。

   

 

  

アフターヌーン・ティの用意がいくつかの部屋で出来てました。

  

 

名前すら知らなかったお屋敷でしたが、Primroseさんに案内して頂いて、お天気も良かったし、ランチ予約よりうんと早く着いたので誰もいないたくさんのお部屋をゆっくり見て回れたし、この手のお出掛けにはこれ以上望めない一日でしたニコニコ


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