金子扶生さんのROH白鳥の湖デビューとフェデリコ・ボネリの引退公演が重なって華やかだった3月4日、フミさんについては投稿済みですが、
フミちゃんの完璧さに他の人は全てかすんでしまった後、主役はフミちゃんからボネリに移って、引退イベントが始まりました。本当は来月末のミックスビルでと考えていたのでしょうが、次の職につく日との兼ね合いで、早めたのでしょう。お陰でフラワーシャワーの中での感動的なシーンが見られてラッキーでした。
Fedelico Bonelliはジェノア産まれでトリノのダンス・アカデミーで学び、2003年にオランダ国立バレエからロイヤルバレエにプリンシパルとして移籍した44歳。長い間プリンシパルとしてロイヤルバレエを支えてくれて、お疲れ様でした。私はフェデリコが好きなのに、一緒に踊る人が好きではない場合が多くてあまり観に行かなかったのが悔まれます。
写真の角度がまちまちなのは、前の席の人たちがスタンディングオベーションで邪魔になったので、立見の私はあちこち写真を撮れる位置を探して移動したからです。
支えるのが上手で、きっと人柄も良いフェデリコは女性ダンサーに人気で誰もが彼と踊りたかったそうで、それを証明するがの如く、沢山の新旧ダンサー達がお花を一輪持ってフェデリコと抱き合って別れを惜しみました。膝タッチではなく、しっかりハグできるようになってよかったです。女性たちは舞台にその後泣きながら舞台に立ってた人が多くて、フェデリコと別れるのが辛い気持ちが伝わってきました。男性はムンタ君とマックレーと振付のマクレガーが登場し、平野さんたちは舞台の後ろに立ってました。
ムンタ君はジーンズ姿で。
奥様の小林ひかるさんと愛らしいお嬢ちゃんも登場して、和やかな雰囲気になりましたが、お嬢ちゃんも後で泣いてました。誇らしさで感動したのでしょうが、ここまで大きくなればこの日のことは覚えているでしょうから、家族にとって大切な思い出を共有できますね。
最後にフェデリコがスピーチして、皆さんへの御礼とここに観客として観に来るのが楽しみだと言ってくれました。そうですよね、芸術監督になるノーザンバレエがあるヨークシャーはそんなに遠くないですから、是非来て下さい。イングランドに留まる決意をしてくれたのも嬉しいです。
ローレンの後ろにムンタ君。
最後に今日の主役の二人が登場。忘れられない夜になりました。
おまけは、ひかるさんと主役で夫婦共演した眠れる森の美女を2度観た時の記事。
2014年3月
2017年3月