<30th July Sat>
昨日はコロナ感染後はじめて丸一日外出し、着物でグラインドボーン・オペラに行って、最高のお天気と素晴らしいパフォーマンスで大満足。たくさん撮った写真の整理ができてないので、まずその前に、4日前のピアノ・コンサートについて手短に書いておきます。
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ウィグモア・ホールはメンバーになったこともあり、この一年で結構行きましたが、7月26日のピアノ・リサイタルが私にとってはシーズン最後。
24歳の中国系アメリカ人のエリック・ルーは4年前のイングランド北部のLeeds International Piano Competitionの優勝者(その3年前にはショパン・コンクールで4位)で, ここには何度か出てるようですが、私は初めて。 コロナのせいかどうか、Wigmore Hallでは結構有名なアーチストでも空席が目立つことの多い中、この日は売れ行き上々。行ってみてわかりましたが、ここでは滅多にお目にかからない若い中国人女性がたくさん来てました。
長身で極端に痩せっぽちのエリック君、指も細くて、私が若い男性ピアニストに期待する力強い演奏が果たしてできるのかしら・・?
前半のシューマンとブラームスは地味で眠くなったので、後半のバッハとショパンに期待したのですが、全体を通して、指はちゃんと動いているものの、うーん、なんか音が私の好みじゃないかも・・。透明感がなくシャキッとしてなくて少々重い感じ。後半開始前になかなか出てこなくて(こんなこと初めて)、肉体的或いは精神的になにか問題があったのかもしれないですね。
トーチャンも同じ感想で、「今日はイマイチだったね・・」と私たちの足取りも重かったですが、かの天才キーシンですら不調の時もあるし、一度で判断してはいけないので、又機会があれば聴きに行きます。
前から二列目のほぼ真ん中で手の動きもよく見える良い席で聴けてとても嬉しかったので、ちょうど年間メンバー更新のお知らせが来てるのですが、サポートフレンズとして継続するつもり。