<30th Oct Sun>
夏時間終了。一気に日が暮れるのが早くなったのですが、夕陽がきれいな日に夕食の支度の前に散歩が出来るのが嬉しい。
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10月26日はラ・ボエームのBチームに行ってきました。
フローレスが出たAチームはトーチャンも行ったので63ポンドのストールサークル席を奮発しましたが、この日は私だけなので17ポンドの立見(トーチャンは立見は拒否。背が高い人には向かない席なので納得ですが)、プッチーニは短いし、このプロダクションは正面から見ないと良さがわからないので。
Music Giacomo Puccini/Libretto Giuseppe Giacosa and Luigi Illica/Director Richard Jones/Designer Stewart Laing/Lighting Designer Mimi Jordan Sherin
初日にも行きましたが、この役には合わないフローレスが予想通り全く冴えなかったのに比べ、このBチームはなかなか良くて、総合点ではこちらの方が上。
この日の目的はミミ役のアイーダ・ガリフリーナ。タタール系ロシア人で35歳、歌手として超一流かどうかは別として、高級ブランドの広告に出たり華やかなイベント(サッカーWorld Cupとか)で歌うことも多いってことは美人だからで、 私は2018年3月のホロ様(ディミトリ・ホロストフスキー)追悼コンサート(→こちら)でしか生で聴いたことはないですが、沢山観た映像ではいつもとてもチャーミングだし、歌も充分上手。この日も憂いに満ちた顔立ちとすらっとした容姿で完璧なミミでした。
ホロ様追悼コンサート(→こちら)ではネトレプコやゲオルギュー等の貫禄姐御の中で可憐な一輪の花のようでした。
ロドルフォ役のフレディー・デ・トマスは好みの声ではないし避けてきましたが、この役はぴったり。真摯な立派な歌唱で、これで彼に対する苦手意識は払拭できました。
ルーシー・クロウは嫌いですが、この派手に飲んだくれたムゼットは面白くて誰も目が離せません、マルチェロ役はAチームのバリトンの方が若くて魅力的だったけど、こっちもまあまあ。
実はCチームもあるのですが、テノールがステファン・ポップだし(決して悪くはないのですが)、聞き飽きたオペラなので行く予定はなし。