<25th Nov Fri>
昨日までコンサートやオペラが立続けにあって忙しかったけど、今日からしばらく割とヒマなので、そろそろ来年3月から一ヶ月行く日本でなにしようか考え始めましょう。そんなに長く行けるのは産休以来なので楽しみ。
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11月21日はウィグモア・ホールでアンスネスのリサイタル。キーシンと並んで私が一番数多くコンサートに行ってる52歳の ノルウェー人のご贔屓ピアニストです。
Leif Ove Andsnes piano
アンコール
Harald Sæverud Ballad of Revolt
今までの生演奏の中で私の感動度としてベストではなかったけど(特有の透明なキラキラ感が充分ではなかったので)、トーチャンがmasterfullと評した通り、円熟したテクニックの素晴らしさはさすが。鍵盤が見えない席だったのが残念ですが、哲学者みたいなストイックな顔を見ながら聴いてました。
半分近く空席だったのは同じ演目のリサイタルを前日と続けて2回やったからでしょう。
ご時勢を反映して、戦争とコロナの影響を感じられる内容でした。特にアンコールのノルウェー人が第二次世界大戦の時に作曲した短い曲はもろに戦争への怒りが炸裂して迫力ありました。
この日のハイライトはドヴォルザークのPoetic Tone Pictures。それぞれ題名のついた小品集、哀愁に満ちた東欧風の美しいメロディが次から次へと出てきて、うっとりでした。ドヴォルザークのピアノ曲はあまり聴いたことがないですが、他のも聴いてみたくなりました。ドヴォルザークは結構好きなので。アンスネスがコロナのせいでヒマだった時に発見した曲だそうで、良い時間の使い方をしてくれて感謝。
残念だったのは、前日はアンコールでショパンのマズルカも弾いてくれたのに、この日はそれがなかったこと。私は知ってたので一生懸命拍手してもう一度出てきて欲しかったのに、ド迫力のアンコール一曲目で盛り上がってこれで終りだろうと思って拍手が止んじゃったからでしょうね、きっと・・。
↓ブログを初めてから行ったコンサートのリストはこちら。この日も期待通り素晴らしかったので、これからも行き続けます!
アンスネス 2008年3月 Royal Festival Hall (これが一番感動)
アンスネス 2010年2月 Wigmore Hall
アンスネス 2012年3月 Queen Elizabeth Hall
アンスネス 2013年4月 Wigmore Hall
アンスネス 2016年9月 バービカン
アンスネス 2014年3月 バービカン
アンスネス&ハムリン 2017年3月 Wigmore Hall
アンスネス 2017年10月 RFH
アンスネス 2018年11月 RFH
アンスネス 2020年2月 Wigmore Hall
アンスネス & Lise Davidson (歌の伴奏)2022年1月 バービカン
アンスネス & ハムリン 2022年5月 Wigmore Hall
<オケとの共演>(指揮もします)
アンスネス & LSO 2009年3月 バービカン
アンスネス&マーラー・オケ 2013年11月 カドガン・ホール
アンスネス&LSO 2010年4月 バービカン
アンスネス&ノルウェー室内オケ 2009年5月 カドガンホール
アンスネス& LPO 2014年4月 Royal Festival Hall
アンスネス & LSO 2016年5月 バービカン
アンスネスとノルウェー室内オケ 2017年3月 カドガン・ホール