<4th Feb Sat>
迷った末にタンホイザーの二回目に。午後二時開演で、それだけで一日が終ってしまった感じ。明日正午開演の「セヴィリアの理髪師」には着物で行くつもり。今年まだ一度も着物で出掛けてないので、そろそろスタートさせねば。
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2月1日はサウスバンクのQueen Elizabeth Hallで、イアン・ボストリッジが主にヘンデルを歌ってくれました。トーチャンも一緒に最前列ど真ん中で。
さすがに老けたけど原型は保ってるし、素敵なスーツ(裏地が真っ赤)のすら~っとし過ぎる姿も私は好き。
↑去年12月にWigmore Hallでイタリアの古曲を歌ってくれたのと同じ路線で今回は主にヘンデル。シューベルトの歌曲が売りの蚊トンボ博士がなぜ今になってイタリアものを?と誰でも思うわけですが、それはコロナでヒマだったので新しい発見をしたと彼自身が12月に説明してくれました。
やっぱりあの歌い方でバロックはは全然合わないと思ったのですが、今回も然り。骸骨のような異様な容貌の彼が体を揺らしながら顔を歪めて熱く歌うヘンデルはやはりかなり妙でしたが、私は二度目で慣れたし、ファンですから、例えミスマッチでも、どういう方向に迷い込もうが付いていきますとも。ただ一つ残念だったのは、音程を低く設定してることで、高い声がテノールの醍醐味なのに、かなりバリトンっぽかったこと。彼の低音はそれはそれで魅力ありますが、全部それだと不満です。ちょっと前にたしか心臓の手術をした影響もあるかもしれないし、本人には低い方が楽なんでしょうけど。
途中で間違えて, 頭叩いて「ごめーん」とお茶目だったし、最後はヘンデルの「セメレ」の名曲、Where'er you walkを英語で歌ってくれて、空席が目立ったけど、楽しめました。