<14th July Fri>
ネトフリでは暫く日本のドラマや映画を観ることが続きましたが、昨日から韓国モノに戻りました。日本のでたまに面白いのもあったけど、やっぱり韓国ものの方が上手く出来てると思ったことが多かったです。
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7月10日から14日までの連続5回のWigmore Hallでの藤田真央君のモーツァルトばかりのリサイタルは初日にまず行きましたが(→こちら)、13日にもう一度行きました。この日も前から2列目。毎晩切符は沢山余っていたので、他の日も当日シニア割引で安い値段でそこそこ良い席が買えたのですが、モーツァルトばかりというのにイマイチ惹かれなくて、随分前に買ってあった2回で充分かなと。
最初やっぱり音がうーん・・という感じでしたが、初日も段々良くなったので、この日もきっとそうだろうと思ったところ、やはり同じで、終りに近づくに連れて音が鮮明になってぐっと良くなったと私は思いました。モーツァルトもなかなか良いじゃないのとまで思わせてもらったのですが、やっぱり他も聴きたいわけで、アンコールを楽しみにしてました。アンコールはショパンのポロネーズを一番から順に弾いてて(長さによって一曲だったり二曲だったり)、それで行くと今夜は6番の英雄ポロネーズの筈という情報だったので。
そして、その通り、英雄ポロネーズを弾いてくれて、それが一番良かったです。トーチャンも同じ意見。英雄ポロネーズは結構何度も生で聴いてる曲で、今まででベストな演奏というわけではなかったですが、素晴らしい演奏でした。
無料ドリンクもあったのですが、月曜日は誰でもだったのに、それだと長蛇の列になるからでしょうか、この日は35歳以下の特別値段(5ポンド)の切符持ってる人たちだけになってました。部屋を覗いたら結構沢山若い人がいたので、このサービスは結構使われているのだと嬉しくなりました。音大の学生さんには理想的で素晴らしいことです。
がっかりしたのは、舞台の後ろのグリーン・ルームが招待リストに載ってる人だけだったことで、誰でもアーチストに会えるというウィグモア・ホールの素晴らしい伝統を尊重してくれなかったのは残念です。
月曜日も最前列の(おそらく)同じ女性から花束貰ってました。きっと毎晩花束持っていらしてるのでしょうね。毎晩聴きに来るという熱心な日本からのファンの方が何人もいらしてたようです。
というわけで、私が知る限り前代未聞の5夜連続リサイタルだったのですが、空席が目立ったのは勿体なかったです。イギリス在住の日本人向けの刊行とかで宣伝すれば(おそらくしてない)、普段はクラシックコンサートに行かない人たちが押し寄せたでしょうに。