<18 Sept Mon>
コロナのワクチン5回目の案内が来ました。まだ60代のトーチャンには来てないので、70歳以上が対象なのでしょう。打たないつもりですが。
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9月16日、運命の力のリハーサルに。
4年半前の新プロダクションの時のAチームは超豪華歌手陣でした。
内容についてこの記事をコピペすると、
題名通り、運命に翻弄される恋人同士と彼女のお兄さんの悲劇で、駆け落ちしようとした貴族の娘レオノーラと恋人ドン・アルヴァロが彼女の父親に見つかり、拳銃が暴発して父親が死亡、散り散りになって逃げる二人を家の名誉を汚した恨みで執拗に追う兄、教会の計らいで一人で隠遁生活を送る彼女と聖職者となったアルヴァロが偶然再会するが、決闘に負けて死に掛けてる兄が妹を殺す、というドラマチックな展開。恋人同士はほとんど離れているので絡みがうんと少ないというオペラらしくない構成で、ドラマの柱は戦場でお互いの正体を知らずに友情を育むが敵とわかって決闘したい兄と避けようとするアルヴァロの葛藤。
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Director CHRISTOF LOY/Designer CHRISTIAN SCHMIDT/Lighting Designer OLAF WINTER/Choreographer OTTO PICHLER/Dramaturg KLAUS BERTISCH
Conductor MARK ELDER
Donna Leonora SONDRA RADVANOVSKY
Don Alvaro BRIAN JAGDE
Don Carlo di Vargas ETIENNE DUPUIS
Padre Guardiano EVGENY STAVINSKY
Fra Melitone RODION POGOSSOV
Preziosilla VASILISA BERZHANSKAYA
Marquis of Calatrava JAMES CRESWELL
Curra CHANÁE CURTIS
Alcade THOMAS D HOPKINSON
Mastro Trabuco CARLO BOSI
Surgeon DAWID KIMBERG
Extra Chorus
Sopranos RACHEL CHAPMAN, KATHRYN JENKIN,
全体としてはカウフマンとネトレプコの共演で盛り上がった時とは比べ物にならないですが、男性二人が素晴らしくて、テノール好きの私はアメリカ人テノールのBrian Jagde (ジャッジではなく、ジェイドと発音するらしいです)に始終聞き惚れました。皆さん上手だったドン・カルロも良かったですが(→こちら)、今回は更に上手くなって抜きん出てました。僧侶の衣装も似合って素敵。前は上手いけど声に個性ないしスター性不足と思ってましたが、今やテノールではトップの一人ではないかしら。来年6月のROH日本公演のトゥーランドットに出ますからね、声もルックスもぴったりの彼を楽しみにしてて下さいね(→こちら)。
ソンドラ姐さんは、ネトの看板スターの一人だし充分上手なのですが、この役には向いてないかも。聞かせどころのアリアも拍手が少なかったのは、いまだに素晴らし過ぎたネトレプコを皆さん覚えているからでしょうし、あのビラビラ感のある爆声は好きになれません。彼女もブライアンと一緒に来年の日本でのトゥーランドットに出るのですが、トゥーランドット姫はぴったりですからご安心を。
お兄さん役のエティエンム・ドゥピは名前聞いたこともないですが、とても上手で、彼とブライアンの絡みは素晴らしかったです。
夏に嫌と言う程ベルディやったのに又かという感じな上に長過ぎるし、特に優れた作品とも思えないけど、ブライアンを又聞きたいので、明日の初日も行きます