愛の妙薬 by Donizetti ナディーン・シエラ嬢の独壇場

<7th Oct Sat>

一週間前に来てくれる予定だったムスメが（私のコロナ感染で延期）、昨日来てくれて、一日親子三人でまったり過ごしました。彼女は、 一仕事終って、次の仕事がアメリカの例の芸能関係者ストライキのせいで開始できなくて、彼氏と一緒にしばらく失業状態。2人揃って家でのんびりできる事は滅多になくて、ちょっと前に交通事故で死んだ飼い猫ピクシーちゃんが生きていれば、たっぷり遊んであげられただろうに・・。

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今回の愛の妙薬は4回分買ってあり、全部には行かないとしても、2、3回は行きたかったのに、コロナ等の理由で結局9月25日だけしか行けませんでした。

まあ、お目当てはソプラノだけだったのでそんなにがっかりもしませんでしたが、やっとロンドンに来てくれたナディーン・シエラは期待以上に素晴らしくて面白くて、ずっと彼女を見てました。今は売れっ子のナディーン嬢、歌は勿論上手いのですが、ここまで体当たりでコメディ演技が上手なオペラ歌手は滅多にいないでしょう。大袈裟なボディアクションと表情豊かな可愛い顔。この役ではこれまでダムラウやクルチャクというこの手の役がお得意な人たちが好演してくれましたが、ナディーン嬢はレベルが違う。ほぼ4ツ星評価で5ツ星も出ましたが（Express ★★★★★）、ほとんどが彼女の功績でしょう。是非、又来て下さいね

Conducted by Sesto Quatrini

Adina Nadine Sierra

Nemorino Liparit Avetisyan

Belcore Boris Pinkhasovich

Doctor Dulcamara Bryn Terfel

Giannetta Sarah Dufresne

 

 

 

ぱーっと派手にキザに演じてくれないと盛り上がらないベルコーレがやけに地味でつまらなかった以外、他の人たちは悪くはなかったのですが、ネモリーノもドゥルカマーラは前にも出たので又かというがっかりしたのが主な原因。

先回も出たアパリット君は元々男性的魅力が乏しい上に更に太って、魅力的なアディーナのお相手には釣り合わないし、Sirブリンも頑張ったけど、目が笑ってない。

 

 

↓これまでのキャストはこちらで（クリックで記事に飛びます）、アラーニャとクルチャクが結婚したきっかけになったパフォーマンスも良かったし、ベストはネモリーノはそりゃグリゴーロでしょう。

愛の妙薬 　2007年11月 Sセッコ /Dコチャック、 Aクルツァック、 Lテジエ、Pガヴァネッリ　

愛の妙薬 　2009年5月 Ｄダムラウ、Ｇフィリアノーティ、Ｓアライモ、Ｇマイケルズ・ムア、中村恵理　

愛の妙薬 （初日）2012年11月　Rアラーニャ、Aクルチャク、Fカプタヌッチ、Aマエストリ

愛の妙薬 （まとめ）2012年11月　Rアラーニャ、Aクルチャク、Fカプタヌッチ、Aマエストリ

愛の妙薬（リハーサル） 　2014年11月　Ｖグリゴーロ、Ｌクロウ、Ｂターフェル　

愛の妙薬 　2014年11、12月　Ｖグリゴーロ、Ｌクロウ、Ｂターフェル　

愛の妙薬（リハーサル） 　2017年５月　Ａアヴェティスヤン、Ｐイェンデ、Ａエスポジート、Ｐボルドーニャ

愛の妙薬（初日） 　2017年５月　Ａアヴェティスヤン、Ｐイェンデ、Ａエスポジート、Ｐボルドーニャ