<3rd Feb Sat>
昨日は5人の女子会ランチと夜はギャラリーで絵画鑑賞と楽しい一日で、やっぱりもっと出掛けなくちゃと思ったことでした。
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公演多数のラ・ボエーム、24日と27日のピルグ組(→こちら)に続き、29日に観た一番無名のチームについて。この後既にアンジェラ・ゲオルギュー組も観たので、それも含めた比較です。
ミミ役のYaritza Vélizは2018-2020年のここの若手アーチストで、魔笛のパパゲーナと夜の女王の手下の3人のうちの一人、フィガロの結婚のバルバリーナ等の脇役でよく観たチリ人のソプラノで、特に上手だと思ったことはなかったので期待低かったですが、まろやかな声がよく出て見直しました。ふっくら体型と明るい雰囲気は肺病で死ぬミミ役には合わないですが(先回チームのルックス含んで完璧だったミミに比べるとあまりの違う)、マイナーな歌劇場で椿姫とかの主役もやるようなので、今後が期待できそう。
テノールのLeonardo Caimiは聞いたこともないテノールで、彼もマイナーな歌劇場では主役やってるようですが、1回だけで判断してはいけないものの、時折いいなと思うところもあったけ全体に不安定で若い時は魅力的だっただろうルックスも衰え始めてるのは残念。
ということで主役2人はピルグ組に比べると予想通りうんと落ちるわけですが、このチームを救ったのはムゼッタのAndrea Carroll。張りのある声も良かったし大袈裟演技で笑わせてくれました。3チームの中でもぶっちぎりのベスト。
他の男性群は皆さんまあまあ。
この後観たゲオルギュー組はアプローチが全く違って面白かったです。聞き飽きたオペラを短期間に何度も観て疲れましたが、違いが大きくて楽しめました。