<6th Dec Thus>
昨日はロンドン周辺のあちこちで少し雪が降ったようです。我が家の近くでは降りませんでしたが。今日は
休暇消化のために午前中オフ。昨夜の女王様のことだけ書いてから会社に行きましょう。
あ、重いつわりで入院してたケイト妃は退院なさったそうです。
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写真はクリックで拡大します12月5日のバービカンのコンサートは女王陛下ご臨席ということで開演15分前には着席するようにというお達しがあり、(仕事の都合で)結構ギリギリに着いたら入り口はものものしい雰囲気。外には報道陣、中にはシティ市長はじめお偉いさんたちがずらっと並んで女王様をお迎えするために待機中。
一年前近くに切符を買ったときは女王様ご臨席ということは知りませんでしたが、バイオリンのマキシム・ベンゲロフを久し振りに聴けると張り切って最前列ど真ん中を確保してあったんです。
でも、なんと、私たちの席まで舞台が拡張。こういうことは時折あるのですが、当日までわからないのは初めて。幸いなことに、いつもののようにうんと後ろや隅っこに移動させられたではなく、舞台近くの通路のすぐ後ろという一番高くてベストな席をあてがわれました。きっと、そういうこともあるだろうと空けてあったのでしょう。
後ろを振り返ると女王様の席がよく見え、全員で起立して国歌斉唱
The Queen's Medal for Musicってなんなのかすら知らなかったのでこの夜何が起こるかわかりませんでしたが、インターバル後に、今年の受賞者にメダル授与するために女王様が舞台に登場して下さいました
少し後ろの席に移動させられたとは言え、舞台からは5、6メートルの上、女王様は私たちのほぼ正面に長い間立って下さってので、この特別な年にこんなに近くでじっくり拝見することができてラッキーなことと、感激で体が震えました
遠くの席に移されなくて本当に良かったです。元の席であればもっとうんと近かったのと思うと口惜しいけど
ほとんど横顔なのがちょっと残念ですが、
カメラを構える私の手が興奮で震えていたのが見えたのか、途中でトーチャンが「俺に写真撮らせろ!」、とばかりに私のカメラをひったくって、クロースアップ写真を撮ってくれました。見事な銀髪に小さな黒いなにか(ゴミ?虫?)がひっかってるのが見えます
やはり体調がすぐれないのかエジンバラ公がご一緒でないのは残念ですが、今日の女王様は、ケイト妃のグッド・ニュースに喜ばれてるせいもあるのでしょうか、こないだのこわばってたROHの時よりはずっとリラックスした表情で、特に受賞者代表の5人の若い演奏者にメダルを授与するときはとても素敵な笑顔を見せて下さいました。
受賞者は1948年創設のThe National Yourh Orchestra of Great Britainで、OBにはサイモン・ラトル、トーマス・アデスなどがいます。
尚、The Queen Medal for Musicというのは、2005年からはじまったようで、これまでの受賞者はCharles Mackerras, Bryn Terfel, Judith Weir, Kathryn Tickell, Clin Davis, Emma Kirkby, Nicholas Daniel。
誰それ?って人もいて、どういう基準で選んでいるか首をかしげてしまいますが、女王様が毎回直接授与して下さるわけでもなさそうですから、今年は特にお忙しいでしょうにいらして下さって、バービカン観客一同大喜び。インターバルにシャンペンもふんだんに振舞われ、特別なイベントになりました。
終了後バービカン駅へ歩く途中、女王様のお車ベントレーに遭遇。周りにいた数人と思わず手を振ってしまいました。(翌日の木曜日にはROHでオペラ終了後にデンマークの女王様がお車に乗り込むところも目撃しました)
LSOのコンサートについてはあらためて書きますが、3年前の受賞サー・コリン・デーヴィスはキャンセルしたけど、若くて素敵な上に将来有望な指揮者Robin Ticciatiグラインドボーンオペラの音楽監督就任も決定して将来有望です。今回受賞のThe National Youth Orchestra出身ということで抜擢されたのでしょうね。
ロビン君とヴェンゲロフの写真だけ貼っときましょう。
さて、
3連ちゃんの最後で今夜はROHのRobert le diableの新プロダクションの初日。なんと3日前になって主役ソプラノ交代劇があり、一体どうなるやらなんですが、マイヤベールのオペラは初めてなので色んな意味で楽しみ。
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