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Channel: 着物でオペラ in ロンドン
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ミュンヘン旅行その4 バイエルン国立歌劇場に着物で

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<7th Dec Fri>

昨日までの3連ちゃんが終わってやれやれ。さすがに疲れていたのか、昨日のマイヤベールのオペラではついうとうと・・・。しかし、週末でゆっくりできるかと思いきや、明日の土曜日はまた大変で、お昼にバレエを観にいって、一旦家に戻って着替え、夜は会社のパーティへ。

こんな毎日、書くことは溜まりこそすれ一向に減りませんが、焦りながらもぼちぼち片付けていくことにして、今日はミュンヘンのオペラハウスについて。

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11月18日の日曜日はミュンヘン国立歌劇場(州立という場合もあり)Bayerische Staatsoperに行きました。


最初は、やっぱり一応オペラハウスにも行ってみなくちゃね、というくらいの軽い気持ちだったのが、この時に愛するクラウス君(Klaus Florian Vogt)が出るというので一気に一大イベントに昇格しアップ、 ROHなら軽く10回は観られるというお値段の一番高い席を大奮発しましたことよ。


滅多に座れないオーケストラストールであるだけでなく、聞くところによると、このミュンヘンの歌劇場は観客のドレスアップがとても高いとのことなので、さて折角のこの機会に何を着ればいいのかしらん?


お洒落はしたい、でも、格安便だから追加料金を避けるために手荷物だけで済ませたいから洋服にしようとワンピースとジャケットをスーツケースに詰めたんです。


嗚呼、でも、直前に着物を着たいような気もしてきた・・・。だけど、小さなスーツケースじゃスペース的に無理かな?

DASH!よ~し、見えないところは徹底的に省いて、どれだけ少なくできるかチャレンジしてみようじゃないの。今後のこともあるしね。
London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
ということで、一番薄い着物と帯を選び、ホテルから近いから走っていけば羽織もコートも無しでもなんとかなるだろう。一番無駄な帯枕はスカートを丸めて代用し、二部式襦袢は上だけで下は実は寝巻きのスパッツ(内緒ね)べーっだ!


もしも「興味深い民族衣装、ここで脱いで見せて下さいな」、と言われたら、とんでもない誤解を与えてしまう滅茶苦茶着付けですが、楽に収まりました。


いつもとちょっと違うので結構苦労して着付けしてホテルのロビーに下りてきたら、あら、ここにも民族衣装の女性たちがビックリマーク バイエルン風を売り物にするこのプラッツルホテルの従業員のおねえさんたちです。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)       London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

幸い暖かい日だったので、ショールだけで走らずにゆっくり歩いても寒いと思わず歩いて2分、王宮のすぐ隣のオペラハウスにすぐ到着。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)   London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

入り口を入ったすぐの階段の下で「さあ、写真撮りまくろ~っ」と張り切ったら、「マダム、ここでは写真はご遠慮下さい」、ですって。
London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

え~っ、こんなゴージャスなのにそんな殺生な・・叫び


ワンピースでも、何言ってんのよ、わたしゃ苦労して遠くから着物までかついで来たんだし、高月園子さんのこのシックで素敵なシルクのドレス姿を撮らいでか、とめげずにあちこちでこっそり。・・・・内緒ねべーっだ!


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

パウダーブルーのネオクラシックで統一されてる優しい優雅さはとても素敵宝石ブルー


でも、麗しくても延々とこればかりでワンパターンなのはちょっとつまらないし、それに、折角こんなゴージャスな空間があるのに、ここではドリンクしなくて、地下の天井の低い狭苦しい所でひしめきあってガヤガヤしてるって勿体なさ過ぎませんか?カクテルグラス 


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

オペラハウスの客席はやっぱり赤と金でなくっちゃね、というわけでもないのですが、ロビーの淡い色調とはがらっと違う重厚で華やかな雰囲気が良いですね。理想的なサイズで、ゆったりとしたカーヴと繊細なシャンデリアもまばゆ過ぎずパーフェクト宝石白

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


前から2列目でしたが、ローエングリンは中世の白鳥の騎士ならぬ現代の大工さんで、徐々に家が建っていきます。下の写真、左ははじまる前、右はインターバル後です。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)    London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)  

時計4時にはじまって、終わったら9時ちょっと。


ナイフとフォークお腹の空き具合がビミョーなところなんですが、結局ホテルの向かいのイタリアンレストランで「フルには食べられないのでスープとパンだけでもいいかしら?」と言って、嫌がられながら隅っこに座らされたけど、美味しそうな香りがしてきたら急にお腹が空いて、「やっぱりパスタ頂戴」と気が変わったら、席もメインセクションに変えてくれて、エビやらイカやらのスパゲッティを食べました。

素晴らしいオペラを観た後に食べる食事って美味しいわあニコニコ

 

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)     London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

ホテルに帰って後姿を撮ったんですが、帯枕がないとやっぱり帯がずるずる下がっちゃいましたねガーン でも、この着物は(実は化繊。内緒ね)軽いし汚れても気にならないので旅行向きで、パリもミラノもウィーンもこれでした。


部屋に戻って着物を脱いだら、あら、やだ、又お腹が空いてきちゃった。でも、ご心配なく、お昼にデパ地下で夜食用に買っておいたキーシュと果物があるんですチーズいちご


満腹で寝るのがなによりも幸せな私、さっきまでのクラウス君の清らかな声にまだ浸りながら、また充実の一日を過ごせてラッキーと感謝しながら、おやすみなさいぐぅぐぅ


これでドライブ観光とオペラ鑑賞というビッグイベントは大成功に終了。明日はなにするか決まってませんが、夕方の帰国便まで街を散歩したりしてのんびり過ごそうかな。と思ったけど、結局いつもの癖でたくさん歩いてしまいました)。



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